永遠の平和のために

講談社学術文庫
エイエンノヘイワノタメニ
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永遠の平和のために
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内容紹介

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目次

  • 第1章 国どうしが永遠の平和を保つための予備条項
  • その1 将来の戦争の種をひそかに留保して結んだ平和条約は、平和条約とみなすべきではない
  • その2 独立している国は(国の大小に関係なく)、相続・交換・売買・贈与によって別の国に取得されてはならない
  • その3 常備軍は、いずれ全廃するべきである
  • その4 対外紛争のために国債を発行するべきではない
  • その5 どのような国も、他国の体制や統治に暴力で干渉するべきではない
  • その6 どのような国も、他国との戦争では、将来の平時においてお互いの信頼を不可能にしてしまうような敵対行為をするべきではない。たとえば、暗殺者や毒殺者を雇う、降伏させない、敵国での反逆をそそのかす、などのことはするべきではない
  • 第2章 国と国のあいだで永遠の平和を保つための確定条項
  • 永遠の平和のための確定条項 その1 どの国でも市民の体制は共和的であるべきだ
  • 永遠の平和のための確定条項 その2 国際法は、自由な国と国の連邦主義を土台にするべきである
  • 永遠の平和のための確定条項 その3 世界市民の権利は、誰に対してももてなしの心をもつという条件に限定されるべきだ
  • 補足 その1 永遠の平和を保証することについて
  • 補足 その2 永遠の平和のための秘密条項
  • 付 録
  • I 永遠の平和を考えるときの、モラルと政治の不一致について
  • II 公法の先験的な概念から見た、政治とモラルの一致について

製品情報

製品名 永遠の平和のために
著者名 著:イマヌエル・カント 訳:丘沢 静也
発売日 2022年01月13日
価格 定価:748円(本体680円)
ISBN 978-4-06-526730-1
通巻番号 2701
判型 A6
ページ数 128ページ
シリーズ 講談社学術文庫

著者紹介

著:イマヌエル・カント(イマヌエル・カント)

1724-1804年。ドイツの哲学者。主な著書に、本書(1795年)のほか、『純粋理性批判』(1781年)、『実践理性批判』(1788年)、『判断力批判』(1790年)ほか。

訳:丘沢 静也(オカザワ シズヤ)

1947年生まれ。ドイツ文学者。首都大学東京名誉教授。著書に『マンネリズムのすすめ』、『下り坂では後ろ向きに』ほか。訳書に、マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』(講談社学術文庫)のほか、ヴィトゲンシュタイン、カフカ、ニーチェなど。

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