辞世の作法

講談社学術文庫
ジセイノサホウ
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辞世の作法
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内容紹介

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目次

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はしがき
学術文庫版 はしがき
 
第一章 こころの原風景
消えゆく短調のメロディー/夕焼け信仰/山のお寺の鐘/二羽の「夕鶴」

第二章「語り」の力
歌のリズムと生命のリズム/語ること・聞くこと/フェアプレイか無私か/友情の語り方

第三章 人間、この未知なるもの
子どもの犯罪にどう立ち向かうか/放っておくと、子どもは野性化する!/犠牲と奉仕/全身運動と数学的1

第四章 私の死の作法
どのように死ぬべきか/現代の無常物語/臓器移植ははたして布施の精神の発露か/断食死こそ死の作法の出発点

第五章 精神性について
人間批評の尺度/仁侠道〈長谷川伸〉/浄瑠璃と町人道〈司馬遼太郎〉/武士道の「仁」〈新渡戸稲造〉

第六章 伝統のこころ、近代のこころ
チャンバラ映画/人間を信じる/遠景のなかの仏教/身もだえの話/人情の極致

第七章 眼差しの記憶
司馬さんの鋭い眼差し/丸山政治学と司馬文学/日本人の中の日本人/『燃えよ剣』の夕日

終章 辞世の作法
自然葬の行方挽歌の作法/一期一会の歌/挽歌の作法
「あとがき」に代えて 辞世の弁「若き魂たちよ」

製品情報

製品名 辞世の作法
著者名 著:山折 哲雄
発売日 2021年08月12日
価格 定価:1,012円(本体920円)
ISBN 978-4-06-524633-7
通巻番号 2679
判型 A6
ページ数 216ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書は、2002年に刊行された『こころの作法』(中公新書)を改題、新たに新章「辞世の作法」を書き下ろし、辞世の弁「若き魂たちよ」を掲載したものです。

著者紹介

著:山折 哲雄(ヤマオリ テツオ)

1931年、サンフランシスコ生まれ。東北大学文学部インド哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授。国立歴史民俗博物館名誉教授。専攻は宗教史・思想史。著書に『愛欲の精神史』『死の民俗学』『親鸞をよむ』『能を考える』『「ひとり」の哲学』『「身軽」の哲学』など、学術文庫に『仏教民俗学』がある。

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