フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

講談社現代新書
フォンノイマンノテツガクニンゲンノフリヲシタアクマ
  • 電子あり
フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔
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内容紹介

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目次

はじめに 人間のフリをした悪魔

第1章 数学の天才
――ママ、何を計算しているの?
――獅子は爪跡でわかる!

第2章 ヒルベルト学派の旗手
――フォン・ノイマンに恐怖を抱くようになりました!
――君も僕もワインが好きだ。さて、結婚しようか!

第3章 プリンストン高等研究所
――ジョニーはアメリカに恋していた!
――朝食前にバスローブを着たまま、五ページの論文で証明したのです!

第4章 私生活
――ゲーデルを救出すること以上に、重大な貢献はありません!
――そのうち将軍になるかもしれない!

第5章 第二次大戦と原子爆弾
――どうして自分には、彼にできたことが見通せなかったのか!
――我々が今生きている世界に責任を持つ必要はない!
――我々が今作っているのは怪物で、それは歴史を変える力を持っている!

第6章 コンピュータの父
――ようやく私の次に計算の早い機械ができた!
――もし彼を失うことになれば、我々にとって大きな悲劇です!
――彼は少し顔を出しただけで、経済学を根本的に変えてしまったのです!

第7章 フォン・ノイマン委員会
――明日爆撃すると言うなら、なぜ今日ではないのかと私は言いたい!
――彼は、人間よりも進化した生物ではないか?

製品情報

製品名 フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔
著者名 著:高橋 昌一郎
発売日 2021年02月17日
価格 定価:1,034円(本体940円)
ISBN 978-4-06-522440-3
通巻番号 2608
判型 新書
ページ数 272ページ
シリーズ 講談社現代新書
初出 『読書人の雑誌 本』(講談社)の2019年6月号~2020年11月号まで全18回にわたって連載した「フォン・ノイマンの哲学」に加筆・修正を加え、詳細な文献を付記したもの。

著者紹介

著:高橋 昌一郎(タカハシ ショウイチロウ)

一九五九年生まれ。ミシガン大学大学院哲学研究科修了。現在は、國學院大學教授。専門は、論理学・科学哲学。主要著書に『理性の限界』『知性の限界』『感性の限界』『ゲーデルの哲学』『自己分析論』『反オカルト論』『愛の論理学』『東大生の論理』『小林秀雄の哲学』『哲学ディベート』『ノイマン・ゲーデル・チューリング』『科学哲学のすすめ』などがある。

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