はじめてのスピノザ 自由へのエチカ

講談社現代新書
ハジメテノスピノザジユウヘノエチカ
  • 電子あり
はじめてのスピノザ 自由へのエチカ
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内容紹介

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目次

  • はじめに 
  • 1. 組み合わせとしての善悪
  • 1)スピノザとは誰か
  • 2)哲学する自由
  • 3)神即自然
  • 4)『エチカ』はどんな本か
  • 5)組み合わせとしての善悪
  • 6)善悪と感情
  • 2. コナトゥスと本質
  • 1)コナトゥスこそ物の本質
  • 2)変状する力
  • 3)多くの仕方で刺激されうる状態になること
  • 4)コナトゥスと「死」の問題
  • 5)万物は神の様態
  • 6)神は無限に多くの属性から成る
  • 7)コナトゥスと社会の安定
  • 3. 自由へのエチカ
  • 1)「自由」とは何か
  • 2)自由の度合いを高める倫理学
  • 3)自由な意志など存在しない
  • 4)行為は多元的に決定されている
  • 5)現代社会にはびこる意志への信仰
  • 4. 真理の獲得と主体の変容
  • 1)スピノザ哲学は「もうひとつの近代」を示す
  • 2)真理は真理自身の基準である
  • 3)真理と向き合う
  • 4)物を知り、自分を知り、自分が変わる
  • 5)主体の変容と真理の獲得
  • 6)AIアルゴリズムと人間の知性
  • 5. 神の存在証明と精錬の道
  • 1)懐疑の病と治癒の物語
  • 2)真理への精錬の過程
  • 3)精錬の道は自ら歩まねばならない
  • 4)対話相手としてのスピノザとデカルト
  • おわりに 

製品情報

製品名 はじめてのスピノザ 自由へのエチカ
著者名 著:國分 功一郎
発売日 2020年11月18日
価格 定価:968円(本体880円)
ISBN 978-4-06-521584-5
通巻番号 2595
判型 新書
ページ数 184ページ
シリーズ 講談社現代新書
初出 本書は2018年に出版された『NHK100分de名著 スピノザ エチカ――「自由」に生きるとは何か』(NHK出版)に、新たに一章を書き加え、全体を再構成したものです。

著者紹介

著:國分 功一郎(コクブン コウイチロウ)

1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部准教授。専門は、哲学・現代思想。著書に、『スピノザの方法』(みすず書房)、『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社、第2回紀伊國屋じんぶん大賞受賞、増補新版:太田出版)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波現代全書)、『来るべき民主主義』(幻冬舎新書)、『近代政治哲学』(ちくま新書)、『中動態の世界』(医学書院、第16回小林秀雄賞受賞)、『原子力時代における哲学』(晶文社)など。訳書に、ジャック・デリダ『マルクスと息子たち』(岩波書店)、ジル・ドゥルーズ『カントの批判哲学』(ちくま学芸文庫)など。

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