笑いの哲学

講談社選書メチエ
ワライノテツガク
  • 電子あり
笑いの哲学
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内容紹介

笑いについての考察は古来さまざまに試みられてきた。西洋哲学においては笑いの底に人間の「突然の得意=優越感」あるいは「小心さ」を見た。また「笑いの空間」と「差別の空間」が重なり合うところで起きていることも意識されてきた。
では、笑いという現象を解く一個の原理があるのだろうか。
笑いとは平穏な日常の破裂である。独特の状況や人間関係のなかから生まれる。また、笑いとは生ものである、刹那的である等々、笑いという現象はいろんな側面からその特徴を見出すことができる。
本書では西洋哲学の知見から現代日本における「お笑い」さらに広く芸術まで、笑いの現場を視野に入れつつ秩序、掟への揺さぶりとしての笑いの可能性を縦横に考察する。

©Satoru Kimura

目次

  • 第一章 優越の笑い
  • 1 優越の笑いと笑ってはいけない問題
  • 2 笑ってはいけない問題とステレオタイプ
  • 3 優越の笑いが変容するとき
  • 第二章 不一致の笑い
  • 1 不一致の笑いについて
  • 2 「笑いの空間」の成立条件
  • 3 「笑わせる者」と「笑う者」とのすれ違い
  • 第三章 ユーモアの笑い
  • 1 ユーモアと気分の感染
  • 2 日本社会とユーモア
  • 3 お笑い以外のユーモア戦略
  • 4 日本社会の中でユーモアがはぐくまれる条件

製品情報

製品名 笑いの哲学
著者名 著:木村 覚
発売日 2020年07月10日
価格 定価 : 本体1,750円(税別)
ISBN 978-4-06-520293-7
通巻番号 729
判型 四六
ページ数 256ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:木村 覚(キムラ サトル)

1971年生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了。専攻は美学、ダンス研究。日本女子大学教授。
15年以上、日本のコンテンポラリーダンス・舞踏を中心としたパフォーマンス批評を行っている。2014年より「ダンスを作るためのプラットフォーム」BONUSを始動。
主な著書に『未来のダンスを開発する――フィジカル・アート・セオリー入門』(メディア総合研究所)、『大野一雄・舞踏と生命――大野一雄国際シンポジウム2007』(共著、思潮社)、『スポーツ/アート』(共著、森話社)などがある。

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