心にとって時間とは何か

講談社現代新書
ココロニトッテジカントハナニカ
  • 電子あり
心にとって時間とは何か
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内容紹介

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目次

  • 第一章 〈知覚〉――時間の流れは錯覚か
  • 第1節 ここまで生きてきた、というのは冗談 第2節 バーバーポール説 第3節 過去の影、未来の影
  • 第二章 〈自由〉――私はいつ決めたのか
  • 第1節 意思決定の時点の掴めなさ 第2節 健全な不確実性 第3節 本気で選ぶとは、どういうことか
  • 第三章 〈記憶〉――過去のデッサンを描くには
  • 第1節 時続きの記憶 第2節 過去のデッサン画 第3節 五分間の僥倖
  • 第四章 〈自殺〉――死ぬ権利は、権利なのか
  • 第1節 私の、私による、私のための死 第2節 自殺の理想と現実 第3節 自殺の「他殺」性
  • 第五章 〈SF〉――タイムトラベルは不可能か
  • 第1節 タイムトラベルを分類する 第2節 タイムトラベルの物理 第3節 時制とパラドックス
  • 第六章 〈責任〉――それは、だれかのせいなのか
  • 第1節 責任の一部を受け渡す 第2節 理想主義と構成主義 第3節 非難から修正へ
  • 第七章 〈因果〉――過去をどこかに繋ぐには
  • 第1節 もし、ああではなかったら 第2節 あの原因、この記憶 第3節 因果的、そして空間的な「私」
  • 第八章 〈不死〉――死はいつまで続くのか
  • 第1節 限られた不死と、真の不死 第2節 塵のなかの時間 第3節 新たな死者としての私

製品情報

製品名 心にとって時間とは何か
著者名 著:青山 拓央
発売日 2019年12月11日
価格 定価:990円(本体900円)
ISBN 978-4-06-518022-8
通巻番号 2555
判型 新書
ページ数 240ページ
シリーズ 講談社現代新書
初出 『本』2017年6月号~2019年5月号の連載記事を加筆して書籍化したもの。

著者紹介

著:青山 拓央(アオヤマ タクオ)

一九七五年生まれ。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。博士(哲学)。県立浦和高校、千葉大学文学部、日本学術振興会特別研究員、山口大学時間学研究所准教授等を経て現職。二〇〇六年、日本科学哲学会石本賞を受賞。二〇一一年、文部科学大臣表彰科学技術賞を研究グループにて受賞。著書に『時間と自由意志』(筑摩書房)、『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』(太田出版)、『分析哲学講義』(ちくま新書)、『新版 タイムトラベルの哲学』(ちくま文庫)など。

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