対話の哲学 ドイツ・ユダヤ思想の隠れた系譜

講談社選書メチエ
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対話の哲学 ドイツ・ユダヤ思想の隠れた系譜
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内容紹介

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目次

  • 序章 現代の思想状況と二〇世紀転換期のドイツ・ユダヤ人
  • 第一章 ドイツ・ユダヤ人と啓蒙主義
  • 1 ユダヤ人の歴史
  • 2 ヨーロッパ的〈教養〉の理想とユダヤ人
  • 3 啓蒙主義とモノローグの思考
  • 第二章 関係は関係なきもののあいだになりたつ ヘルマン・コーヘン
  • 1 あるユダヤ人のカント主義
  • 2 『ユダヤ教の源泉からの理性の宗教』
  • 3 カッシーラーとローゼンツヴァイク
  • 第三章 西洋哲学はモノローグの思考である フランツ・ローゼンツヴァイク
  • 1 ローゼンツヴァイクの西洋哲学批判
  • 2 新しい思考とメタ倫理的人間
  • 第四章 モノローグの言語から対話の言語へ プラトン、オースティン、フンボルト
  • 1 伝統的な言語理解 プラトンの言語論
  • 2 オースティンの言語行為論
  • 3 フンボルトの対話的言語論
  • 4 二〇世紀におけるフンボルト・ルネサンス
  • 第五章 対話の一般的構造
  • 1 呼びかけと応答の文法
  • 2 対話者という〈他者〉
  • 3 対話の時間的構造
  • 4 現代における「対話の哲学」
  • あとがき
  • 引用文献
  • 索引

製品情報

製品名 対話の哲学 ドイツ・ユダヤ思想の隠れた系譜
著者名 著:村岡 晋一
発売日 2008年11月12日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-258426-5
通巻番号 426
判型 四六
ページ数 226ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:村岡 晋一(ムラオカ シンイチ)

1952年生まれ。中央大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程中退。中央大学理工学部教授。専門はドイツ観念論、ドイツ・ユダヤ思想。著書に『ドイツ観念論』(講談社)、主な訳書に、フンボルト『双数について』(新書館)が、共訳書に、ジェイ『アドルノ』、ベンヤミン『パサージュ論』(いずれも岩波書店)、ローゼンツヴァイク『救済の星』(みすず書房)などがある。