天皇と芸能
テンノウトゲイノウ
内容紹介
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目次
- 第一部 天皇と和歌――勅撰和歌集の時代 渡部泰明
- はじめに――『百人一首』の中の天皇
- 第一章 王朝和歌の成立
- 1『古今和歌集』の切り開いたもの
- 2 三代集の世界
- 3 拡大する和歌世界
- 4 和歌における虚構と現実
- 5 中世和歌の胎動
- 第二章 中世和歌の展開
- 1 新古今和歌の達成
- 2 和歌における伝統の定立
- 3 和歌の対立
- 4 武家の進出
- 5 室町時代の和歌
- 第二部 芸能王の系譜 阿部泰郎
- はじめに――芸能王の面影・花山院の肖像
- 第一章 芸能王の登場――声わざの帝王・後白河院
- 1 天皇の芸能空間――『禁秘抄』をめぐって
- 2 雑芸の王としての後白河院
- 第二章 芸能王の確立――琵琶の帝王・後鳥羽院
- 1 天皇による芸能の場
- 2 帝器としての琵琶の確立と秘曲伝受
- 3 琵琶の王権の絶頂と「亡国の声」
- 第三章 両統迭立のなかの芸能――後深草院と後醍醐天皇
- 1 後深草院と亀山天皇兄弟の秘曲伝受
- 2 収奪される秘曲――後醍醐天皇
- おわりに 芸能王の終焉
- 第三部 近世の天皇と和歌 鈴木健一
- はじめに――古典の復権
- 第一章 宮廷歌壇の充実
- 1 後水尾天皇の古今伝受まで
- 2 譲位まで
- 3 寛永の詠歌活動
- 4 歴代天皇への思い
- 第二章 後水尾院をとりまく人々
- 1 中院家の役割
- 2 禅との関係
- 3 指導者として
- 4 さまざまな和歌
- 第三章 歌壇の存続
- 1 後水尾院皇子・皇女の時代
- 2 近代短歌への架橋
- 第四部 近世の天皇と芸能 松澤克行
- プロローグ
- 第一章 天皇と学問・和歌
- 1 第一御学問
- 2 和歌とのはざまで
- 3 天皇の文庫
- 第二章 天皇の茶の湯
- 1 近世以前の天皇と茶
- 2 茶の湯との接触
- 3 茶の湯の享受
- エピローグ
- 年表
- 歴代天皇表
- 天皇系図
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