日本精神史 近代篇 下

講談社選書メチエ
ニホンセイシンシキンダイヘンゲ
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日本精神史 近代篇 下
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内容紹介

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目次

第十一章 軍国ファシズム下における表現の可能性
1谷崎潤一郎――『細雪』/2松本竣介――街の風景、街の人びと

第十二章 中野重治――持続する抵抗と思索
1戦前の作品――詩「夜明け前のさよなら」、詩「歌」、詩「雨の降る品川駅」/2戦時下の作品――小説『村の家』、小説『空想家とシナリオ』/3戦後の作品――評論「冬に入る」、小説『萩のもんかきや』、小説『梨の花』

第十三章 敗戦後の精神――貧困と混乱のなかで
1戦後の詩/2戦後の小説/3戦後の美術

第十四章 戦後の大衆文化
1日本映画の隆盛――黒沢明、小津安二郎、溝口健二/2生活文化の向上をめざして――花森安治と「暮しの手帖」/3子どもを愛し、子どもに学ぶ――瀬田貞二の戦後

第十五章 高度経済成長下の反戦・平和の運動と表現
1原水爆禁止運動、米軍基地反対闘争、反安保闘争/2戦争の文学(一)――大西巨人『神聖喜劇』/3戦争の文学(二)――大岡昇平『レイテ戦記』/4戦争の絵画(一)――丸木位里・俊《原爆の図》/5戦争の絵画(二)――香月泰男「シベリア・シリーズ」

第十六章 時代に抗する種々の表現
1堀田善衛と日高六郎/2大江健三郎と石牟礼道子と中上健次/3木下順二と唐十郎と別役実/4つげ義春と高畑勲と宮崎駿

主要参考文献
おわりに

製品情報

製品名 日本精神史 近代篇 下
著者名 著:長谷川 宏
発売日 2023年10月12日
価格 定価:3,410円(本体3,100円)
ISBN 978-4-06-533332-7
判型 四六変型
ページ数 544ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:長谷川 宏(ハセガワ ヒロシ)

1940年生まれ。東京大学大学院哲学科博士課程修了。大学闘争に参加後アカデミズムを離れ、学習塾を開くかたわら、在野の哲学者として活躍。とくにヘーゲルの明快な翻訳で高く評価される。主な著書に、『ヘーゲルの歴史意識』(紀伊國屋新書)、『同時代人サルトル』『ことばへの道』(以上、講談社学術文庫)、『新しいヘーゲル』『丸山眞男をどう読むか』(以上、講談社現代新書)、『初期マルクスを読む』(岩波書店)など。なお新刊に『日本精神史(上・下)』(講談社学術文庫)がある。またヘーゲルの翻訳として、『哲学史講義』(河出書房)、『美学講義』『精神現象学』(レッシング翻訳賞、日本翻訳大賞)『法哲学講義』(以上、作品社)などがある。

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