日本精神史 近代篇 上

講談社選書メチエ
ニホンセイシンシキンダイヘンジョウ
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日本精神史 近代篇 上
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内容紹介

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目次

  • はじめに
  • 第一章 近代の始まり
  • 1高橋由一――リアリズムの牽引力/2『米欧回覧実記』――学びの純真さ
  • 第二章 啓蒙思想の転変
  • 1福沢諭吉――時流に乗って生きる/2加藤弘之――近代的な知の危うさ/3中江兆民――内面へと向かう思想
  • 第三章 近代文学者の苦闘
  • 1坪内逍遥と二葉亭四迷――文学と俗世のはざまで/2北村透谷――内面への問い/3樋口一葉――底辺の人びとへの文学的共感/4島崎藤村――抒情と倫理
  • 第四章 美術表現の近代性
  • 1青木繁――ロマン的情熱/2菱田春草――せめぎ合う伝統と近代/3荻原守衛と朝倉文夫――近代彫刻とはなにか
  • 第五章 日清・日露戦争――ナショナリズムの嵐
  • 1日清戦争とその前後/2戦後経営/3日露戦争――一世を風靡する主戦論、抗する非戦論
  • 第六章 森鴎外と夏目漱石――近代的知性の面目
  • 1森鴎外(その一)――『舞姫』と『雁』/2森鴎外(その二)――『渋江抽斎』/3夏目漱石(その一)――『三四郎』『それから』『門』/4夏目漱石(その二)――「現代日本の開化」
  • 第七章 韓国併合と大逆事件
  • 1韓国併合/2大逆事件
  • 第八章 民俗への視線、民芸への視線――柳田国男と柳宗悦
  • 1民俗学の創成/2民芸を慈しむ思想
  • 第九章 言語表現への熱情
  • 1斎藤茂吉――自然・自己一元の生/2萩原朔太郎――モダニズムと望郷/3宮沢賢治――修羅の苛立ちと彷徨
  • 第十章 絵における美の探究
  • 1岸田劉生――自分の流儀/2村上華岳――品格のある美しさ

製品情報

製品名 日本精神史 近代篇 上
著者名 著:長谷川 宏
発売日 2023年10月12日
価格 定価:3,410円(本体3,100円)
ISBN 978-4-06-523521-8
判型 四六変型
ページ数 544ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:長谷川 宏(ハセガワ ヒロシ)

1940年生まれ。東京大学大学院哲学科博士課程修了。大学闘争に参加後アカデミズムを離れ、学習塾を開くかたわら、在野の哲学者として活躍。とくにヘーゲルの明快な翻訳で高く評価される。主な著書に、『ヘーゲルの歴史意識』(紀伊國屋新書)、『同時代人サルトル』『ことばへの道』(以上、講談社学術文庫)、『新しいヘーゲル』『丸山眞男をどう読むか』(以上、講談社現代新書)、『初期マルクスを読む』(岩波書店)など。なお新刊に『日本精神史(上・下)』(講談社学術文庫)がある。またヘーゲルの翻訳として、『哲学史講義』(河出書房)、『美学講義』『精神現象学』(レッシング翻訳賞、日本翻訳大賞)『法哲学講義』(以上、作品社)などがある。

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