自然の哲学史

講談社選書メチエ
シゼンノテツガクシ
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自然の哲学史
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内容紹介

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目次

プロローグ
序 幕

第I部 〈自然〉と〈人為〉――古代から17世紀へ
第一章 古代ギリシア哲学の自然と人為 (1)
第二章 古代ギリシア哲学の自然と人為 (2)
第三章 古代ローマ期から中世までの自然/技術
第四章 自然の逆説
第五章 非自然的なものの自然性
第六章 デカルト、ライプニッツ、そしてスピノザ
第七章 自然/人為という区分の手前で

第II部 問い直される自然/人為と〈一なる全体〉という自然の浮上――狭間としての18世紀
第一章 ディドロの技術論
第二章 ルソーにおける自然と技術
第三章 アリストテレス再考
第四章 〈一なる全体〉としての自然 (1)
第五章 〈一なる全体〉としての自然 (2)

第III部 〈一なる全体〉ならぬ〈自然〉――再び17世紀から19世紀へ
第一章 「神すなわち自然」
第二章 〈一なる全体〉としての自然を語らないこと
第三章 一八世紀に哲学史的断絶は存在したのか
第四章 〈一なる全体〉としての自然の復興?
第五章 「カオスすなわち自然」

幕 間 いかに自然を思考するか

第IV部 自然かつ人為としての非人間的な〈自然〉――20世紀以降の自然のあり方
第一章 生命と技術
第二章 〈自然かつ人為〉としての自然
第三章 哲学に追いついた歴史
第四章 非人間的な〈自然〉

第V部 現代的な自然哲学の条件――シモンドンと自然哲学の可能性
第一章 現代における自然哲学の条件
第二章 前-個体的存在と個体化
第三章 シモンドンと自然の概念
第四章 〈一〉以上のものとしての自然

第VI部 来たるべき自然哲学のために――ドゥルーズと共に〈自然〉を思考する
第一章 自然概念の第一の局面
第二章 自然概念の第二の局面
第三章 〈自然〉のカテゴリーの提示としての自然哲学

エピローグ

製品情報

製品名 自然の哲学史
著者名 著:米虫 正巳
発売日 2021年03月11日
価格 定価:2,750円(本体2,500円)
ISBN 978-4-06-522866-1
通巻番号 745
判型 四六
ページ数 488ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:米虫 正巳(コメムシ マサミ)

1967年、大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(大阪大学)。現在、関西学院大学文学部教授。専門は、フランス哲学。
編著に『フランス現象学の現在』(法政大学出版局)、著書に『ドゥルーズ/ガタリの現在』(平凡社)、『エピステモロジー』(慶應義塾大学出版会)、『主体の論理・概念の倫理』(以文社)(以上、共著)。
訳書に、ディディエ・フランク『現象学を超えて』(萌書房)、『他者のための一者』(法政大学出版局)(以上、共訳)。

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