読む哲学事典

講談社現代新書
ヨムテツガクジテン
  • 電子あり
読む哲学事典
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

軽妙な文章で見せる、哲学的思考のパノラマ本質と時間、愛と暴力、ここと私……対にした項目から見える、日常の言葉と哲学用語が織りなす、概念のネットワーク。一流の哲学思考のエッセンスを「読む」事典。1人の哲学者がすべてを書いた!


1人の哲学者がすべてを書いた。
項目を対にすることで、日常の言葉と哲学用語が織りなす概念のネットワークが見えてくる。軽妙な文章で味わう、本格的な哲学思考の神髄!

哲学事典を引く人が、「存在」とか「記憶」とかの意味をまったく知らない、などということは考えにくい。求められているのは日常では一見自明な言葉に哲学者が見出す亀裂であり、それを通して見えてくる思いがけない意味連関ではなかろうか?概念間の連関が重要なのだ。ゆえに、哲学事典は一貫した視点で、1人が全項目を書くべきなのだ。これは、すべてを網羅するという事ではない。多くの知識を蓄える事が問題ではない。問題は、越境的な精神の自由を確保する事なのである。本書では、諸概念の連関を強調するため、事項を単独で説明するのではなく、一対の概念に対して説明をした。読者は、関連する事項説明をたどることによって、梁と梁が大きなドームをなすイスラム建築のように、あるいはたがいに連関して図形を構成する夜の星空のように広がる、概念の天蓋が見渡せよう。我々は、少なくとも千年の持続に耐え得るような伝統の基礎を築きたいと考えたものである。そして、その主要な部分はある程度の持続に耐えるはずだ。その大部分は、すでに2千年以上の時間の試練に耐えて受け継がれたものだから。
さあ、哲学をはじめよう。

目次

  • 愛と暴力
  • アキレスと亀
  • 一者と実在性/真理と悲劇
  • イロニーとユーモア
  • 運と偶然
  • 可能性と反実在論
  • 共通感覚と感覚質
  • 言語と意味/Sinn(意味)とBedeutung(指示)/実在論と反実在論
  • 検証主義とプラグマティズム
  • ここと私/意識と想像的なもの/想像的な私と象徴的な私
  • 自然とユートピア/美と判断力
  • 自由と問題
  • 正義と詩人
  • 全体論と解釈/現象学と志向性/心的な用語(mental term)と命題的態度
  • 疎外論と物象化論
  • 存在と存在論/数と算術/性質と類似性/実体と普遍論争
  • 知識と信念
  • 超範疇と超越論的
  • ハゲとブス
  • 美のイデアと芸術
  • 弁証法と(再)定義/観念論とヘーゲルの弁証法――意図と欲望
  • 保守主義と左翼
  • 法と革命
  • 本質と時間/時間様相――過去・現在・未来/期待と希望
  • メタ言語と主体性
  • 歴史と伝統/ヘーゲルの歴史観/反時代的

製品情報

製品名 読む哲学事典
著者名 著:田島 正樹
発売日 2006年05月19日
価格 定価 : 本体800円(税別)
ISBN 978-4-06-149839-6
通巻番号 1839
判型 新書
ページ数 260ページ
シリーズ 講談社現代新書

オンライン書店で見る