死と生の民俗

講談社学術文庫
シトセイノミンゾク
死と生の民俗
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内容紹介

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目次

はじめに

第一部 明治末期から大正期の「死の民俗」
1) 生の中の死
1 日々のなかにある日常の続きとしての死
2 日常を断ち切る死の予言

2) 死の儀礼に出会った体験や見聞
1 「湯灌」と奥納戸
2 「角寄せ」
3 「棺造り」や「納棺」と結核患者
4 「親戚へ音をする」「悔やみを言う」
5 「斎(とき)」
6 「葬儀」と「野辺送り」
7 「焼場」と「骨拾い」
8 「木・飯米」

3) 子どもの頃に「人の死」に出会った契機
1 葬式や野辺送りの場面に出かけた契機
2 聴聞や法事の場面に出くわした契機

4) 「人の死」は子どもにとって何であったか

第二部 明治末期から大正期の「生の民俗」
1) 大人への道・自立の旅

2) 結婚
1 仲人
2 結婚
3 こぶり合わせる
4 結婚の祝い
5 離婚

3) お産と産後
1 出産
2 団子汁
3 産湯とあと産
4 産後

4) 健やかな成長を祈る
1 五香
2 祝福
3 七歳までは神のうち
4 「拾い親」の民俗
5 子育てと戦中戦後の労働
6 休み・楽しみ・生きがい

5) 死と生の間を生きる
1 信心・感謝
2 老境(年をとらねば分からないこと)

おわりに

聴き取り対象者一覧 並びに聴き取り年月日
あとがき
解説  諸岡了介(島根大学教授)

製品情報

製品名 死と生の民俗
著者名 著:田原 開起 解説:諸岡 了介
発売日 2025年03月13日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-539163-1
通巻番号 2862
判型 A6
ページ数 320ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書は『死と生の民俗―産湯で始まり、湯灌で終わる―』(2008年3月 近代文芸社)を改題し、文庫版解説をつけたものです。

著者紹介

著:田原 開起(タハラ ハルユキ)

たはら はるゆき
1937年広島県生まれ。広島大学教育学部卒業。広島県公立学校教員、広島県教育委員会事務局勤務。2005年、佛教大学大学院修士課程(教育学研究科生涯教育専攻)修了。失われつつある日本の民俗文化や生活の知恵、風習の掘り起こしと再評価をライフワークとし、後期高齢者の人生体験聞き取りにとりくむ。著書に『百姓と仕事の民俗』がある。

解説:諸岡 了介(モロオカ リョウスケ)

島根大学教育学部教授

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