切手の歴史

講談社学術文庫
キッテノレキシ
  • 電子あり
切手の歴史
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

+ もっとみる

おすすめの本

目次

目次
第1章 切手の誕生

1 郵便切手という言葉
2 世界最初の切手「ペニー・ブラック」
3 二番目の発行国と最初のエラー切手
4 ドイツとイタリアの場合
5 江戸時代の郵便業務
6 新式郵便の発足と日本最初の切手

第2章 切手のデザイン
1 初期の切手の図案
2 オムニバス切手
3 欧州切手・国連協賛切手
4 切手図案家の切手と花瓶事件
5 著作権と切手デザイン

第3章 切手の犯罪予防
1 偽造防止の対策
2 再使用の予防
3 切手の複製・贋造(がんぞう)と郵趣的偽造
4 盗難・盗用の防止

第4章 切手と国家
1 切手小国家列伝
2 国連切手と両国共用の切手
3 切手と国際紛争
4 万国郵便連合の誕生

第5章 切手のミス
1 図案全体や文字のミス
2 図版の一部が誤っている切手
3 製造過程でのエラー

第6章 インフレとデフレ
1 十進法の普及
2 ドイツのインフレーション切手
3 第二次大戦とインフレ
4 貨幣(コイン)代用の切手

第7章 トピカル切手
1 トピカル切手の出現と航空切手
2 美術切手は大ラッシュ
3 切手は四角い紙とはかぎらない

第8章 コレクター列伝
1 初期の収集家と大フェラリー
2 異色のコレクター、ルーズベルト
3 王様と切手

第9章 切手と政治
1 ソ連とナチス・ドイツのプロパガンダ切手
2 カタログに掲載されなかった切手
3 抹殺された国王たちと消えた林彪(りんぴょう)
4 外国支配下の切手発行
5 大臣と切手

第10章 第二次世界大戦と切手
1 捕虜収容所の紙屑切手
2 謀略切手
3 物資の不足と切手
4 亡命政府と切手
5 運命の「敵国降伏」十銭切手
6 ドイツの分割統治とベルリン空輸の切手
7 ヒットラーの幽霊

第11章 各国の郵趣政策
1 切手海賊のデタラメ政策
2 中国とメキシコの郵趣政策
3 クラウンエイジェンツ郵趣部門
4 日本とアメリカの切手発行政策
5 社会主義諸国の切手政策

第12章 切手の未来
1 近代郵便制度の悩み
2 メーター・スタンプとプリキャンセル
3 郵便の機械化と切手の行手(ゆくて)

付録 
これから切手を集めてみようという方に
切手用語小事典
あとがき
「切手の歴史」文庫化復刊に寄せて  岡田芳宏
解説 田辺龍太
索引

製品情報

製品名 切手の歴史
著者名 著:岡田 芳朗 解説:田辺 龍太
発売日 2024年11月14日
価格 定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-06-537737-6
通巻番号 2843
判型 A6
ページ数 424ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書の原本は1976年11月に講談社から刊行されました。文庫化にあたり、ご子息文書、解説を加え、修正を行いました。

著者紹介

著:岡田 芳朗(オカダ ヨシロウ)

(おかだ よしろう)
1930- 2014年。東京・日本橋生まれ。歴史学者、暦学者。日本古代史専攻。女子美術大学名誉教授。早稲田大学教育学部卒業、早稲田大学大学院修士課程修了。日本カレンダー暦文化振興協会最高学術顧問。没後、所蔵する蔵書が国立天文台に寄贈され、三鷹図書室岡田芳朗文庫となる。著書に『グレゴリー暦の文化史的研究』『日本の暦』『南部絵暦』『暦ものがたり』『明治改暦 「時」の文明開化』『暦のからくり』『アジアの暦』『南部絵暦を読む』『暦に見る日本人の知恵』、共編著に『江戸の絵暦』『日本の暦 旧暦と新暦がわかる本』『暦の大事典』など多数。

解説:田辺 龍太(タナベ リュウタ)

たなべ りゅうた 切手の博物館学芸員。1964年東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。株式会社便利堂を経て現職に。著書に『おうちで日本美術館』『収集を楽しむ40話 切手もの知りBook』『続・切手もの知りBOOK』など

オンライン書店で見る