人間であることをやめるな

文芸(単行本)
ニンゲンデアルコトヲヤメルナ
  • 電子あり
人間であることをやめるな
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内容紹介

いまの日本は「天上大風」、すなわち、ものすごい勢いで荒々しく吹きまくる嵐のまっ只中にある。解決する道はなかなかみつからない。中国がどうの北朝鮮がどうのということではなく、日本国そのものが大転換期、解体しつつある、先行きは不安ばかり、といってもいい。そうした「行き止まり」のときに、日本人は、とくに若い人たちは、どう生きたらいいのか。
そうなんです。明日に光明をもてない、「行き止まり」であればあるほど、物事をきちんと考え、真面目に、自分のなすべきことを困りつつウンウンと唸ってやりつづけながら、君たちは人間であることをやめないで生きなさい、と。
──ことし1月12日に長逝された半藤一利さんが生涯の最後まで訴え続けたこと。それは「歴史に学べ」ということでした。本書は半藤さんがものした数多くの文章や講演から、そのエッセンスを集約したものです。
明治人のリアリズム、大正期の石橋湛山が示す理想のパワー、昭和天皇の懊悩、そして宮崎駿の投げかける問い。昭和史研究の第一人者が残した軽妙にみえて重い言葉です。

目次

  • 墨子と龍馬と
  • 明治の将星のリアリズム
  • 石橋湛山と言論の自由
  • 昭和天皇の懊悩と歴史探偵の眼
  • 人間であることをやめるな

製品情報

製品名 人間であることをやめるな
著者名 著:半藤 一利
発売日 2021年04月28日
価格 定価:1,430円(本体1,300円)
ISBN 978-4-06-523552-2
判型 四六変型
ページ数 162ページ
初出 「墨子と龍馬と」…「季刊文科」第52号(2011年5月)、「明治の将星のリアリズム――名言『坂の上の雲』」(「名言『坂の上の雲』」を改題)…「ツインアーチ」2009年2月号~2010年2月号および新稿。のち『若い読者のための日本近代史――私が読んできた本』(PHP文庫、2014年)に収録。本書に収めるにあたっては雑誌初出に拠り文庫版を適宜参照、「石橋湛山と言論の自由」(「明治~大正~昭和――石橋湛山とその時代/近代日本の分岐にあった、もう一つの確かな国家像」を改題)…東洋経済新報社創立115周年記念「石橋湛山シンポジウム」基調講演(2010年11月15日 於早稲田大学大隈講堂)のち「自由思想」No.121(2011年2月号)に収録、「昭和天皇の懊悩と歴史探偵の眼」(「『昭和天皇実録』を読む――戦後七十年、戦争の歴史を学ぶ」を改題)…「有鄰」第537号(2015年3月10日)、「人間であることをやめるな」…スタジオジブリ絵コンテ全集(19)「風立ちぬ」 月報(2013年7月)。単行本収録にあたり表記を整理し、引用文の体裁をあらためています。また一部加筆した部分もあります。

著者紹介

著:半藤 一利(ハンドウ カズトシ)

半藤一利(はんどう・かずとし)
1930年東京向島生まれ。15歳で東京大空襲に遭遇、九死に一生を得る。東京大学を卒業し、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』などの編集長、出版局長、専務取締役を歴任。退任後本格的に作家活動に入り、昭和史研究の第一人者、「歴史探偵」として知られる。2021年1月12日逝去。『日本のいちばん長い日 決定版』『ノモンハンの夏』『昭和史』『漱石先生ぞな、もし』など著書多数。

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