「弱音を吐いていいんだよ」既刊・関連作品一覧
「ポジティブ思考」ではなく「ニュートラル思考」を!
一時期、「ポジティブ思考」「プラス思考」という言葉が流行りました。失敗やイヤなことがあっても、それを前向きにとらえて、否定的に考えてはいけないという意味です。しかし、人生はそれですむはずはありません。人間は弱さを持っているからです。「つらい」「悲しい」「むずかしい」「怖い」「不安だ」……こんな感情を持つことは、人間として当たり前のことです。仕事や会社の同僚との関係がうまくいかず、あなたも愚痴や弱音を吐いたことが何度もあるでしょう。
翻って、子どもはどうでしょうか? 子どもだって、友達との人間関係がうまくいかないことや、勉強やスポーツで思い通りにならないことは、たくさんあります。子どもからそんな相談を受けても、あなたは「そんなに暗く考えてはダメ」「否定的に考えるのはよくないから、もっと前向きに考えなさい」と叱りますか? そうではなく、子どもの気持ちをすべて聴ききってみましょう。いま、「聴く」と表現しましたが、「聴く」と「聞く」とでは、どう違うのでしょうか?
これまで5000人以上の教職員の方に、また、PTAには300回以上講演した実績から、自信を持ってアドバイスできる「子育ての真髄」が満載です。本書を読んだときから、あなたの子育てが変わることは必至です。
(目次より)
第1章 心の「弱さ」はあっていい
第2章 子どもを「そのまま受け取る」4つの心得
第3章 これは避けたい! 4つのNG
第4章 ストレスを引き受ける4つのサポート
第5章 子育てにがんばりすぎないで
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