「簡素な生き方」既刊・関連作品一覧

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簡素な生き方

100年前にフランスで生まれ、アメリカで100万部を突破した「うつくしい道徳」が、よみがえる。
心を正す、簡素な生活とは? 精神の在り方とは? 人との接し方とは?
今こそ読み直したい、心を正し、簡素に生きるための指針。
フランス・シンプル思考の源流。

○簡素の精神
簡素の本質とは、質素な服、住まい、ほどほどの暮らし、貧乏を指すのではない。
簡素な生活とはシンプルな暮らしではなく、あるがままの自分でいること。
人間の理想は、生活を生活そのものより偉大な宝物に変えること。

○簡素な言葉
新聞をうのみにするな。記者は相食む蛇であり、仲間内で競争をしている。
事実ではなく利益になることを言う人の、単純化された話を信じてはいけない。
美しい言葉は着飾った奉公人のようなもので、奉公人本来の役目を果たさない。

○簡素な義務
偉業に挑んで失敗した時ではなく、単純な義務を怠けたとき、人は魂を失う。
破産して「何一つ失うものはない」というときは、手元に残った破片を拾うこと。
窓ガラスが割れた時、犯人が見つかるまで割れたままにしておくのは愚かなこと。

○簡素な楽しみ
戦場で一瞬、歌を口ずさむ兵士がいるように、困難のさなかにも喜びは見つかる。
喜劇を見て評論する知識人より、大笑いする庶民のほうが、楽しむことの達人。
悲しむ人に合わせて悲しい顔を作るより、その人が一粒の楽しみを見つける手伝いをせよ。

・・・このほか、思想、欲求、ビジネス、人間関係、家庭、センスについて、いかに簡素であるべきかを提示。

***

本書は著者が結婚式でしたスピーチがもととなっている。話に感動した列席者が出版社に勤めており、書籍化を提案。半年後にフランスで刊行された。

ルーズベルト大統領が「私たちが心に銘記すべきことをこれほど多く含んでいる書物は、私の知る限り他にはない」と絶賛したことでアメリカで100万部を超え、ヨーロッパでもさらに広く読まれた。