内容紹介
近代黎明期、困難な海上ルートを通じて、世界へと乗り出したヨーロッパ諸国が築いた海洋帝国。ポルトガル海洋帝国が形成した異文化間交易ネットワーク。商業資本主義の時代、海運国家として繁栄を謳歌したオランダ。イギリスの電信網が生んだ世界の一体化――。ウォーラーステインの「近代世界システム」を海と商人の視点から捉え直し、ヨーロッパによる世界支配の本質に迫る。
近代黎明期、困難な海上ルートを通じて、世界へと乗り出したヨーロッパ諸国が築いた海洋帝国。ポルトガル海洋帝国が形成した異文化間交易のネットワーク。商業資本主義の時代、海運国家として繁栄を謳歌したオランダ。イギリスの電信網が生んだ世界の一体化――。
ウォーラーステインの「近代世界システム」を海と商人の視点から捉え直し、ヨーロッパによる世界支配の本質に迫る。まったく新しい海事史(Maritime History)入門。
目次
- 序章 地中海・北海・バルト海・大西洋
- 第一章 「近代世界システム」の限界
- 第二章 北海・バルト海・地中海の商業
- 第三章 大西洋経済の形成とヨーロッパの一体化
- 第四章 アジア・太平洋とヨーロッパ
- 第五章 世界の一体化とイギリス
- 終章 海からみた世界システム
製品情報
製品名 | 海洋帝国興隆史 ヨーロッパ・海・近代世界システム |
---|---|
著者名 | 著:玉木 俊明 |
発売日 | 2014年11月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,750円(税別) |
ISBN | 978-4-06-258590-3 |
通巻番号 | 587 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 256ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |
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