柳田国男や今和次郎の仕事を継承しつつ、絵はがき、挿絵、鉄道旅行、街頭など風景の背後にある新しい事物やメディアの出現を通し、慣習や規範をとらえかえす。考現学を駆使して近代日本の視線を考察する「感覚」の社会史。