内容紹介
なぜ、詩人・犀星が、小説を書くようになっていったのか? なぜ、小説家となった後も、生涯にわたり、詩を書き続けたか? 同じく詩人として出発し、小説へと舞台を移した後、詩を書かなくなった「犀星ファン」の著者は、犀星の詩を丹念に読みながら、稀有な詩人・小説家の生涯と内奥、そして「詩」と「小説」の深淵に迫っていく。類い稀な個性と個性の邂逅が生んだ、傑作評伝。
製品情報
製品名 | 室生犀星 |
---|---|
著者名 | 著:富岡 多惠子 |
発売日 | 2015年09月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,700円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290284-7 |
判型 | A6 |
ページ数 | 336ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 本書は『富岡多惠子集9』(1999年5月、筑摩書房)を底本としましたが、適宜、『室生犀星』(近代日本詩人選11、1982年12月、筑摩書房)および『室生犀星』(1994年8月、ちくま学芸文庫)を参照しました。 |
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