「二つの星 横井玉子と佐藤志津 女子美術大学建学への道」既刊・関連作品一覧

二つの星 横井玉子と佐藤志津 女子美術大学建学への道

芸術教育を通して時代を切り開いた「女子美」110年の原点!

「2人の創造力たるや! 強くて美しい、ヴィーナスたちの物語です。」――桃井かおり(女優・女子美術大学客員教授)

横井玉子の構想力と、佐藤志津の組織力が、美の殿堂を作り上げた!
女子美術大学には2人の親がいる。生みの親が横井玉子(1854~1903)で、育ての親が佐藤志津(1851~1919)である。2人の親がいなかったなら今日の女子美はなかった。大学にとって2つの星である。女子の美術大学校はこの地球上に2つしかない。ムーア美術大学(アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア)と女子美術大学である。どちらも100年余の歴史と伝統を有する。日本の女子美術大学は年月の重みに耐え、時代の潮流に流されずに厳然として生き残っている。今なお営々と生命力をたもっている。その源泉と苦難の道のりを、このたび書き起こしたつもりである。――<本書あとがきより>