内容紹介
目次
- プロローグ
- 1975年5月8日、大阪市立飛鳥解放会館の開館式典で、小西邦彦が挨拶に立った。
- 第一章 支部長誕生
- 1969年、同和対策法が施行された年に、小西は部落解放同盟飛鳥支部長となり、活動家のスタートを切る。
- 第二章 ふたつの顔
- 1970年代、高揚する部落解放運動の中で小西は統率力を発揮し、解放同盟大阪府連幹部に抜擢される。一方、組から抜けるためとった行動とは――
- 第三章 銭の花
- 小西は”同対事業の申し子”だった。呑み代月1000万円といわれたバブル時代には、三和銀行と組み貸金業、不動産取引で荒稼ぎする。稼いだ金100億円は、何に使われたのか?
- 第四章 母の教え
- 1980年代に入り、運動に距離を置き始めた小西は、福祉活動に力を注ぐ。しかし、暴力団との関係は切れず、抗争の余波で命を狙われる。
- 第五章 ゆがんだ棺
- 小西への包囲網は狭まっていた。2006年5月8日逮捕。反撃すべく、控訴はしたものの、すでにそのとき強靭な肉体はガンに蝕まれていた。
- エピローグ
- 人目に触れることがなかった”遺言ビデオ”で、小西本人があるメッセージを残していた。長女が語った父の思い出、ドン亡き後の被差別部落は――
製品情報
製品名 | ピストルと荊冠 〈被差別〉と〈暴力〉で大阪を背負った男・小西邦彦 |
---|---|
著者名 | 著:角岡 伸彦 |
発売日 | 2017年01月20日 |
価格 | 定価:814円(本体740円) |
ISBN | 978-4-06-281710-3 |
判型 | A6 |
ページ数 | 320ページ |
シリーズ | 講談社+α文庫 |
初出 | 本書は、2012年10月に小社より刊行された『ピストルと荊冠 〈被差別〉と〈暴力〉で大阪を背負った男・小西邦彦』を文庫化にあたり、加筆・修正したものです。 |
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