良寛 心のうた

講談社+α新書
リョウカンココロノウタ
良寛 心のうた
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内容紹介

何も持たない、何も欲しない
「無」で生きる豊かさとは――

心のおもむくままに、自由に生き、誰にでも、正直さ、明るさ、生きる喜びを与えてくれた清貧の人。子どもらと遊ぶ、若い貞心尼との交流など、慈愛に満ちた名歌!!

●のんびりとたのしい気分を歌う
●天地と一つになる呼吸法
●冬の厳しさが良寛の歌を鍛える
●ひとりに遊び、なお人恋しく
●気楽に踊り、興が尽きれば去る姿
●死ぬ時節には死ぬが良い
●無為の自覚、無能への自責の念
●われは何者なりやの大疑問
●真の自由人、「優游」という心
●平凡な歌までも生きている

書を書くのでも、文書を書くのでも、歌をつくるのでも、うまく書こう、人にほめられる面白いものをつくろう、などと邪念があっては絶対にダメだ。第一、よい歌とか面白い歌とか、そんな基準があるわけはないのである。たしかに書の先生、歌の先生は、こう書きなさい、こう詠みなさいと、書や歌の手本を示すけれども、そんなふうな外にある物差しを基準にしてやったのでは、本当のものなどできっこないのである。
そのところを「すべて物を目あてするは、みな僻言(へきげん)なり」と言ったのが面白い。外にあるものを物差しにしてやるのは間違い、自分の心にのみ聞けというのだ。ここにはどこかしら良寛の言葉らしいところがある。

目次

  • 〈第1章〉 自在に遊ぶ人
  • 小山田の山田の蛙(かわず)/子供と遊ぶ人/春のよろこび
  • 〈第2章〉 ひとり楽しむ人
  • 山中独居/食を乞う/定珍と/冬ごもり
  • 〈第3章〉 死を視る人
  • ユーモア/ひとり遊び/子を悼む/老(おい)と病と/なき人
  • 〈第4章〉 季節(とき)と戯れる人
  • 夏のうた/秋のうた/冬のうた/拾遺(しゅうい)
  • 〈第5章〉 命を慈しむ人
  • 貞心尼と/旋頭歌/長歌/良寛の歌論

製品情報

製品名 良寛 心のうた
著者名 著:中野 孝次
発売日 2002年06月20日
価格 定価 : 本体840円(税別)
ISBN 978-4-06-272137-0
判型 新書
ページ数 224ページ
シリーズ 講談社+α新書