「怪異」の政治社会学 室町人の思考をさぐる

講談社選書メチエ
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  • 電子あり
「怪異」の政治社会学 室町人の思考をさぐる
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内容紹介

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目次

  •   はじめに──怪異とは権力の問題である
  •   第一章 飛び交う怪異
  •    1 発信し収拾される怪異
  •    2 破裂する木像をめぐって
  •    3 風聞としての怪異
  •   第二章 求心性と都市性
  •    1 怪異がもっともあふれた時代
  •    2 要としての室町殿
  •    3 まなざしとささやきの交錯
  •   第三章 応仁・文明の乱の果てに
  •    1 いまだ戦乱ありうべし
  •    2 権力の真空への不安
  •    3 天狗の管領
  •   第四章 都市社会の矛盾
  •    1 貴賤群集
  •    2 勧進のプラスとマイナス
  •    3 怪異と経済の乖離
  •   第五章 システムの破綻
  •    1 注進六度におよびながら
  •    2 もはや神も仏もなし
  •    3 最後の花火のように
  •   第六章 中世から近世へ
  •    1 魔法か、奇行か
  •    2 変化の五十年
  •    3 天下泰平により
  •   むすびに

製品情報

製品名 「怪異」の政治社会学 室町人の思考をさぐる
著者名 著:高谷 知佳
発売日 2016年06月11日
価格 定価:1,925円(本体1,750円)
ISBN 978-4-06-258629-0
通巻番号 626
判型 四六
ページ数 272ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:高谷 知佳(タカタニ チカ)

高谷知佳(たかたに・ちか)

1980年奈良県生まれ。京都大学法学部卒業。現在、京都大学大学院法学研究科准教授。専攻は法制史。
著書に『中世の法秩序と都市社会』(塙書房)、『法の流通』(編著、慈学社)がある。

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