「伊万里」からアジアが見える 海の陶磁路と日本

講談社選書メチエ
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「伊万里」からアジアが見える 海の陶磁路と日本
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内容紹介

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目次

はじめに

序章 イマリ・ロード 唐船がめぐった十七世紀アジア
第一章 長崎からの出発
1 築町遺跡のクンディ水差し
2 平戸町の人びと
3 代官末次平蔵の取りつぶし
4 唐人墓と唐寺
5 唐船の航路と貿易
第二章 イマリとアンピン坪
1 オスマン帝国を見つめたイマリ
2 イマリ貿易の拠点バンテン
3 輸出イマリの誕生
4 「国姓瓶」アンビン壺の謎
第三章 ジャワ・バンテンの生活
1 ヨーロッパ人の見た「豊かな異境」
2 イスラム・バンテンの誕生
3 繁栄と対立
第四章 海を渡る人びと
1 アジア港市社会
2 華人とインド人
3 スラウェシの海洋民 はるかなる航海者たち
第五章 ヴェトナムと台湾のうねり
1 ホイアンの港
2 幻のチャムパ王国
3 海の覇者台湾鄭氏
4 三藩の乱への動揺とイギリス商人
第六章 「アジアの我ら」
1 国姓爺の救援要請 十七世紀の選択
2 アジア間の転換

参考文献
関連年表
あとがき
索引

製品情報

製品名 「伊万里」からアジアが見える 海の陶磁路と日本
著者名 著:坂井 隆
発売日 1998年05月08日
価格 定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-06-258130-1
通巻番号 130
判型 四六
ページ数 268ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:坂井 隆(サカイ タカシ)

1954年、東京生まれ。早稲田大学第2文学部卒業後、同大学社会科学研究所特別研究員をへて、群馬県埋蔵文化財調査事業団主幹専門員。東南アジア考古学会幹事もつとめる。主な著書として『アジアの海と伊万里』(共著、新人物往来社、1994年)、『おもしろアジア考古学』(共著、連合出版、1997年)、『世界の考古学 東南アジア』(共著、同成社、1998年)などがある。