奇跡の小売り王国 「北海道企業」はなぜ強いのか

講談社+α新書
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  • 電子あり
奇跡の小売り王国 「北海道企業」はなぜ強いのか
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内容紹介

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目次

  • プロローグ 北海道から全国へ
  • 1 岡田卓也氏の予言
  • 『ユニクロ』『ニトリ』の台頭
  • 2 小売業界の主役に躍り出た北海道企業
  • 北海道由来の2社による『島忠』争奪戦/釧路で取り組んだ〈単品管理〉/ジャスト・イン・タイムの商品供給/ニトリとホーマックは〈同志〉だった/なぜ北海道から成長企業が続出?
  • 第1章 1998年の〈北海道現象〉
  • 1 未曽有の金融危機下で輝いた5社
  • 不況下でトップ企業に売り上げ集中/〈購買投票権〉行使が独り勝ち生む/ダントツ企業が5社同時に登場/脱金融依存の象徴
  • 2 生き残った子会社、マイカル北海道
  • 巧みな商品政策で地方百貨店を圧倒/釧路サティの成功が自信に/親会社とも戦ったプロ経営者/ビジョナリストと成果主義者/倒産へのカウントダウン
  • 第2章 〈危機〉を乗り越えて――ツルハとニトリの並走
  • 1 コロナ禍で躍進する〈北海道のビッグ7〉
  • 首都圏に侵攻したもう一つの北海道企業/似鳥氏の経済予測が当たる理由/コロナ禍の半年前にECを強化/〈危機察知能力〉高めた北海道の環境
  • 2 夢とロマンで逆境を乗り越えよ
  • 急拡大市場で覇権争うツルハHD/家業を継ぐ気はなかったが…/アメリカで見たドラッグストアに納得/四半世紀持続させたロマン/日本一目指す”並走者”/30年計画をほぼ正確にクリア/すんでのところで命拾い/〈北海道一〉を飛び越えて/夢を達成しなければ生き残れなかった/道産子流?全国制覇の極意
  • 第3章 〈流通革命〉の旗手
  • 1 2010年代、〈豊かさ〉を得た北海道
  • チェーンストアがもたらした豊かさとは/究極の寡占市場
  • 2 1960年代、北海道価格を破壊した”学生ベンチャー”
  • 北海道の物価は理不尽に高かった/チェーンストア理論唱えた渥美氏/北大生協の学外店舗から始まった/「地域生協」設立へ/ペガサス理論の新たな申し子
  • 第4章 究極の〈3極寡占市場〉
  • 1 イオンという名の“外資“の上陸
  • 資本の論理に敗れた”ドリームチーム”構想/重かった〈3・9%〉/抵抗2年、ついにイオングループ入り/
  • 2 永遠の宿敵、アークスvsコープさっぽろ
  • ”スーパー”スター経営者/「感動的安さ」支える人間力/SM業界全体の繁栄を/「横山さんと仕事をしたい」/魚かすがスーパーマーケットに化けた/代えのきかぬリーダー
  • 第5章 セブン‐イレブンも勝てなかったコンビニ
  • 1 絶対王者に挑む〈逆転の発想〉
  • 顧客満足度でセブンに勝ち続ける地域コンビニ/ブラックアウト下の〈神対応〉/セブンの上を行く〈変化先取り力〉
  • 2 〈北海道現象〉第6の企業の”急がば回れ”
  • ツルハと絶妙な棲み分け/調剤薬局経営の特殊性/起業家の本能/〈1580人に1人〉の異才/史上最大の番狂わせ
  • 第6章 ハブ・アンド・スポーク――北海道企業の未来
  • 1 過疎地のセーフティーネット
  • 三重、四重の安全網/筋金入りの過疎地チェーン/21世紀の〈よろずや〉
  • 2 デスティネーションストアへの道
  • 満を持して島忠買収を発表/"後出しじゃんけん”/逆転の買収劇はなぜ成功したか

製品情報

製品名 奇跡の小売り王国 「北海道企業」はなぜ強いのか
著者名 著:浜中 淳
発売日 2022年08月19日
価格 定価:1,320円(本体1,200円)
ISBN 978-4-06-529331-7
判型 新書
ページ数 376ページ
シリーズ 講談社+α新書

著者紹介

著:浜中 淳(ハマナカ ジュン)

北海道新聞社経済部デジタル委員。
1963年東京生まれ。北海道大学経済学部経済学科卒、1989年北海道新聞社入社。記者として浦河支局、旭川支社報道部、東京支社政治経済部、札幌本社経済部などに勤務。2016年論説委員、2020年札幌本社経済部長を経て、2022年7月から現職。
著書に『ルポ 生協 未来への挑戦』(共著、コープ出版)がある。

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