日本仏教再入門

講談社学術文庫
ニホンブッキョウサイニュウモン
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日本仏教再入門
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内容紹介

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目次

はじめに 「日本仏教」という問題(末木文美士)

第一章 仏教の展開と日本 序説(末木文美士)
1 仏教の諸形態
2 東アジアの中の日本仏教

第二章 仏教伝来と聖徳太子 日本仏教の思想1(頼住光子)
1 仏教を考える視点
2 仏教の伝来と受容
3 聖徳太子と「十七条憲法」

第三章 最澄と空海 日本仏教の思想2(頼住光子)
1 最澄の生涯と思想
2 空海の生涯
3 空海の思想

第四章 法然・親鸞と浄土信仰 日本仏教の思想3(頼住光子)
1 鎌倉時代に新たに起こった仏教の特徴
2 法然の生涯と思想
3 親鸞の生涯と思想

第五章 道元と禅思想 日本仏教の思想4(頼住光子)
1 道元の生涯
2 『正法眼蔵』に見られる道元の思想

第六章 日蓮と法華信仰 日本仏教の思想5(頼住光子)
1 国家と仏教
2 日蓮の生涯と思想

第七章 廃仏毀釈からの出発 近代の仏教1(大谷栄一)
1 「近代仏教」とは何か?
2 廃仏毀釈と教導職
3 近代日本の祭政教関係の制度化

第八章 近代仏教の形成 近代の仏教2(大谷栄一)
1 仏教の近代化を考える
2 明治二〇年代の仏教改革をめぐる構造
3 日清・日露戦間期における近代仏教の形成

第九章 グローバル化する仏教 近代の仏教3(大谷栄一)
1 グローバル化の始まり
2 明治二〇年代初頭の「欧米仏教」ブーム
3 シカゴ万国宗教会議への参加

第十章 社会活動する仏教 近代の仏教4(大谷栄一)
1 社会活動の二つのパターン
2 大正期における仏教社会事業と参政権運動
3 昭和前期から戦後、現代へ

第十一章 日本仏教と戒律 日本仏教の深層1(末木文美士)
1 僧侶の妻帯
2 大乗戒の採用
3 戒の変貌

第十二章 葬式仏教 日本仏教の深層2(末木文美士)
1 近代の葬式仏教
2 仏教の死生観と廻向の原理
3 往生と成仏

第十三章 神仏の関係 日本仏教の深層3(末木文美士)
1 近代の神仏関係
2 神仏習合の形成
3 神道の形成と仏教

第十四章 見えざる世界 日本仏教の深層4(末木文美士)
1 顕と冥の世界
2 諸思想の交流と仏教
3 近代の中の死者と仏教

第十五章 日本仏教の可能性 まとめ(頼住光子・大谷栄一・末木文美士)
1 仏教思想の観点から(頼住光子)
2 近代仏教の観点から(大谷栄一)
3 仏教土着の観点から(末木文美士)

学術文庫版あとがき(末木文美士)

製品情報

製品名 日本仏教再入門
著者名 著・編:末木 文美士 著:頼住 光子 著:大谷 栄一
発売日 2024年04月11日
価格 定価:1,496円(本体1,360円)
ISBN 978-4-06-529958-6
通巻番号 2815
判型 A6
ページ数 352ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書は、2018年に財団法人放送大学教育振興会より発行、NHK出版より発売された『日本仏教を捉え直す』を改題し、修正・加筆して文庫化したものです。

著者紹介

著・編:末木 文美士(スエキ フミヒコ)

1949年生まれ。東京大学名誉教授・国際日本文化研究センター名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。専攻は、仏教学、日本思想史。主な著書に、『日本宗教史』『日本の思想をよむ』『日本思想史の射程』などがある。

著:頼住 光子(ヨリズミ ミツコ)

1961年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。東京大学大学院人文科学研究科倫理学専攻博士課程修了。専攻は、倫理学、日本倫理思想史。主な著書に、『日本の仏教思想』『道元の思想』『『正法眼蔵』入門』『さとりと日本人』などがある。

著:大谷 栄一(オオタニ エイイチ)

1968年生まれ。佛教大学社会学部教授。東洋大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程修了。社会学博士。専攻は、宗教社会学、近代仏教研究。主な著書に、『日蓮主義とはなんだったのか』『近代仏教というメディア』『近代仏教スタディーズ』(共編著)などがある。

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