内容紹介
日本のいままで得意だと思ってきた品質・機能がもはや競争力にならなくなった時代、いま求められるのは、消費者の価値観を深く追求すること。そのために必要な技術とはなにか? 日本にあって他国にはない良さとはなにか? 日本を代表する工学者が、これからの日本の産業の方向性を考える渾身の論考! (講談社現代新書)
アベノミクス、円安などで一息ついたように見える日本経済。しかし実際はどうだろうか?
食料・エネルギーなど、海外に頼らなくてはいけない日本。そのためには外貨を稼ぐ産業の強さは日本の生命線であることは日本の変わらぬ条件。
しかしグローバル競争が激化したここ20年、日本が競争でなかなか勝てないのはなぜなのか?
日本を代表する工学者で失敗学・創造学の権威として知られる著者は、長年日本の産業の現場を見続け、さらに10年は海外の現場にも足を運び、産業の激変を見てきた。
その著者が感じた日本の行き詰まりの原因、
それは「技術では世界でいちばんになった」という思い込みだった。
そもそも日本は自分たちが思っているほど、技術が優れているのか?
傲慢の裏に隠れていた日本の弱点とは?
日本のいままで得意だと思ってきた品質・機能がもはや競争力にならなくなった時代、
いま求められるのは、消費者の価値観を深く追求すること。
そのために必要な技術とはなにか?
日本にあって他国にはない良さとはなにか?
これからの日本の産業の方向性を考える渾身の論考!
目次
- プロローグ
- 第1部 日本の状況
- 第2部 日本がこれから意識すること
- 第3部 日本の生きる道
- エピローグ
製品情報
製品名 | 技術大国幻想の終わり これが日本の生きる道 |
---|---|
著者名 | 著:畑村 洋太郎 |
発売日 | 2015年06月18日 |
価格 | 定価:814円(本体740円) |
ISBN | 978-4-06-288322-1 |
通巻番号 | 2322 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 192ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |
関連シリーズ
-
日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか
-
2050 日本再生への25のTODOリスト
-
破綻か再生か 日本経済への緊急提言
-
竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像
-
ソフトバンク「巨額赤字の結末」とメガバンク危機
-
ソフトバンク崩壊の恐怖と農中・ゆうちょに迫る金融危機
-
日本は燃えているか
-
日本の逆転した日
-
大いなる決断
-
国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか
-
「円」を操った男たち
-
日本の権力人脈
-
日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業
-
日本再興のカギを握る「ソニーのDNA」
-
経団連と増税政治家が壊す本当は世界一の日本経済
-
日本の正しい未来 世界一豊かになる条件
-
財界の正体
-
超高齢社会だから急成長する日本経済
-
勇敢な日本経済論
-
日本経済入門
-
財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済
-
数字・データ・統計的に正しい日本の針路
-
世界に冠たる中小企業
-
日本の景気は賃金が決める
-
日本株爆騰! ’80年代バブルを超える大相場が来る
-
マンガでわかる 日本経済入門
-
日本銀行は信用できるか
-
ガラパゴス化する日本
-
日本経済の奇妙な常識
-
勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
-
スラム化する日本経済 4分極化する労働者たち
-
行人坂の魔物 みずほ銀とハゲタカファンドに取り憑いた呪縛
-
危機の経営 サムスンを世界一企業に変えた3つのイノベーション
-
昭和金融恐慌史
-
空洞化のウソ――日本企業の「現地化」戦略
-
デフレと超円高
-
日本再生の戦略
-
国家破産はこわくない
-
ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録
-
日銀エリートの「挫折と転落」--木村剛「天、我に味方せず」
-
道路の経済学
-
世界を制した中小企業
-
企業を高めるブランド戦略