内容紹介
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目次
- 第一章 焦土からバブルの「宴」まで―戦後日本経済の疾走
- 焦土からの出発/「インフレ和尚」の生産再開/「天才」に勝った「教祖」/あゝ上野駅/「それでも銀行の頭取か!」/ニクソン・ショック/「油断」が高度成長の息の根を/ジャパン・アズ・ナンバーワン/電撃! プラザ合意/そしてバブルへ
- 第二章 「宴」の裏で悪魔が微笑んだ―バブル崩壊の爪痕
- 虚しく響いた三三七拍子/「土地神話」も崩れた/「総量規制」の効果/バブルとは何か/「平成の鬼平」は正義の味方?/バブルつぶしの功罪/「宴」の裏で悪魔が微笑んだ/大蔵省は「焼け太り」/食い物にされた住友銀行/大銀行が料亭女将に頭を下げて……
- 第三章 血税が底なし沼に消えた―政策誤操作で「戦後最悪の不況」へ
- 日銀氷川寮、再び/危機は信組から大手銀行へ/大蔵省、街宣車に包囲される/山一証券は二度死ぬ/「慶應」と「女性」で委員長に/「佐々波委員会」のあきれた実態/血税が底なし沼に消えた/九兆円財政デフレ/政策誤操作で「戦後最悪の不況」
- 第四章 「小泉改革」の正体―戦後最長景気の幸運
- 「変人」首相の誕生/合言葉は「改革なくして成長なし」/「竹中プラン」/不良債権処理を進めたのは長期好況/姿を消した「元日本一」企業/「再生機構」の功罪/波乱の郵政民営化/なぜ四分社化だったか/郵政民営化で行財政改革は進んだか
- 第五章 そして「格差社会」が進んだ―日本型雇用慣行の崩壊
- 秋葉原の悲劇/「富国貧民」「社富員貧」/小泉首相は格差拡大を是認/竹中の「入れ知恵」/派遣は「小泉改革」で激増した/心を病むワーキングプア/「宮内委員会」の暗躍と奥谷の暴走/日本型雇用慣行が崩壊する
- 第六章 「日銀理論」の自縄自縛―迷走した金融政策
- 「異次元のバズーカ砲」/日銀は資金供給をコントロールできない?/岩田・翁論争/「日銀側の証人」/そして、ゼロ金利へ/日銀不況/ついに量的緩和に/目まぐるしい迷走
- 第七章 「国民の生活」は「第一」ではなく……―背信のマニフェスト
- 財務省執念の二ケタ税率に/消費増税は「マニフェストにはなかった」?/理想は高かった「子ども手当」/だが、「元の木阿弥」へ/「金なんかいっくらでも……」/「返り血」の覚悟なく……/「究極の大増税」再び
製品情報
製品名 | 「失敗」の経済政策史 |
---|---|
著者名 | 著:川北 隆雄 |
発売日 | 2014年06月18日 |
価格 | 定価:880円(本体800円) |
ISBN | 978-4-06-288267-5 |
通巻番号 | 2267 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 256ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |
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