内容紹介
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目次
- 序 章 年の取り方がわからない
- どこもかしこも若さ志向/終わりなき思春期/本書の狙い
- 第一章 「若作りうつ」に陥った人々の肖像
- 若さにしがみつかせる強迫観念/自己中心的な結婚願望、その袋小路/教育ママと児童虐待とはコインの裏表/不惑になっても自分探し/「若作りうつ」で身体も病気に/家族ぐるみでおかしくなる/孤独死におそれおののく現代人
- 第二章 誰も何も言わなくなった
- 昭和のお年寄り/現代社会では思春期心性が有利/「日本的成熟」のリセット/ドイツ発「父親なき社会」/宗教と通過儀礼が希薄になった影響/死生観の変化と、死が隠蔽された社会/メディアは教えてくれない/誰も何も言わなくなった/“成熟の無重力空間”
- 第三章 サブカルチャーと年の取り方
- サブカルチャー=カウンターカルチャー/少年向けコミックの移り変わり/「父親なきアニメ」へ/「かわいい」の世代間伝達/やおい女とオタク男の逃避行/「中二病」は僕らの宗教/未成熟社会の先頭としての「クール・ジャパン」
- 第四章 現代居住環境と年の取り方
- “ファスト風土”/「誰にでも好かれる子ども」/アイデンティティの確立/文化資本と世帯間格差/パーソナリティの格差社会/父性由来から母性由来の抑圧へ/子どもと成人の“棲み分け”/社会的加齢のための刺激/しがらみなき社会の未来予想図──アメリカの現状/自由な居住環境の副作用
- 第五章 二十一世紀のライフサイクル
- 命の循環全体を指す「生活環」/エリクソンの「ライフサイクル論」とは/1 乳児期「基本的信頼 vs. 不信」/2 早期児童期「自律性 vs. 恥・疑惑」/3 遊戯期「積極性 vs. 罪悪感」/4 学齢期「生産性 vs. 劣等感」/5 思春期「アイデンティティ確立 vs. アイデンティティ拡散」/6 初期成人期「親密さ vs. 孤立」/7 成人期「生殖性 vs. 停滞」/8 老年期「統合性 vs. 絶望」/老いや死を前提とした人生の再設計
- 終 章 どのように年を取るべきか
- 年の取り方のニューモデル/私達一人一人にできること/いろんな年の取り方があっていい
- あとがき
- 主な参考文献
製品情報
製品名 | 「若作りうつ」社会 |
---|---|
著者名 | 著:熊代 亨 |
発売日 | 2014年02月19日 |
価格 | 定価:836円(本体760円) |
ISBN | 978-4-06-288249-1 |
通巻番号 | 2249 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 208ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |
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