内容紹介
邪馬台国の場所と範囲を考えるうえで、もうひとつの視点として筆者が強調しておきたいことは、列島内における古墳出現前夜すなわち弥生時代後期の東国の歴史的展開についてである。二世紀後半から三世紀前半期にかけて、東国各地の日本海沿岸地域と、太平洋岸の広汎な地域内で、土器が激しく移動していることをどうとらえるべきかという問題である――「はじめに」より
箸墓は卑弥呼の墓か、纏向は邪馬台国の宮殿跡か、三角縁神獣鏡は「魏志倭人伝」の鏡か――
日本国家の起源に迫る!
邪馬台国の場所と範囲を考えるうえで、もうひとつの視点として筆者が強調しておきたいことは、列島内における古墳出現前夜すなわち弥生時代後期の東国の歴史的展開についてである。二世紀後半から三世紀前半期にかけて、東国各地の日本海沿岸地域と、太平洋岸の広汎な地域内で、土器が激しく移動していることをどうとらえるべきかという問題である――「はじめに」より
目次
- 第一章 「魏志倭人伝」の謎
- 第二章 「魏志倭人伝」を読む
- 第三章 邪馬台国成立前夜――激動の東アジアと倭国大乱
- 第四章 鉄と鏡の考古学
- 第五章 土器と墓が語る邪馬台国
- 第六章 箸墓=女王卑弥呼の墓の可能性をさぐる
製品情報
製品名 | 邪馬台国をとらえなおす |
---|---|
著者名 | 著:大塚 初重 |
発売日 | 2012年04月18日 |
価格 | 定価 : 本体760円(税別) |
ISBN | 978-4-06-288154-8 |
通巻番号 | 2154 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 256ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |
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