「平泉の世紀―古代と中世の間」既刊・関連作品一覧

平泉の世紀―古代と中世の間

世界遺産・平泉とは
日本史にとって何だったのか

壮大な国家構想と軍事力。東北地方を縦断する交通網と、中尊寺にみられる仏教哲学。清衡から泰衡にいたる奥州藤原氏の百年間は、京都の政治権力が、やがてその中心を鎌倉に移す「古代から中世への過渡期」にあたっていた。頼朝を恐れさせた「平泉の実力」を、列島全体の歴史的変動の中に位置づける、東北古代史の碩学による「新たな日本史」の構想。

※本書の原本は、1999年、日本放送出版協会より刊行されました。