実録 朝日新聞水滸伝
ジツロクアサヒシンブンスイコデン
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目次
- 木村騰 創刊を企画した若旦那は飽きっぽくて逃避癖が致命傷
- 津田貞 初代主幹は当代随一の粋な料理屋店主そして反逆児
- 村山龍平 紀州士族の明治維新に打ち出した新しいベンチャービジネス
- 上野理一 三井のヒモ付きと囁かれる柔よく龍平をサポートした女房役
- 杉浦重剛 山県有朋に引導を渡した清廉、実直、誠実の国粋主義者
- 高橋健三 心棒を入魂したのは国家主義者の天下り官僚
- 内藤湖南 自恃庵のコブは碩学の支那通記者
- 西村天囚 生一本名文一本を引っさげて往く、天下堂々の鉄腕文学記者
- 小川定明 奇人怪人の放浪記者が向かったパワースポット日光東照宮
- 池辺三山 杉浦・高橋・内藤が整備した朝日新聞に櫓を拵えた中興の祖
- 鳥居素川 肥後もっこすの血を色濃く有する一毫の不正を許さぬ鉄拳記者
- 横川省三 天皇陛下万歳と叫んで銃殺された軍事探偵は元記者
- 渋川玄耳 サツ回りで『東朝』軟派社会部を鍛えた鬼軍曹は文豪の門下生
- 夏目漱石 自ら進んで広告塔にまでなった文豪が期待したサロン・ド・アサヒ
- 長谷川如是閑 夏の甲子園の生みの親、顔に似合わず超過激なリベラル論客
- 中野正剛 ファシストか秘密共産党員か、檄文と檄舌を掲げた巡礼者
- 山中峯太郎 偽電事件で退社を通達された革命軍北軍参謀長は懲役二年
- 緒方竹虎 ミスター朝日新聞といわれた「筆政」の孤高と苦肉の熱き戦い
- 下村宏 朝日新聞の経済改革に光臨した海南民政長官の手腕
- 細川隆元 細川ガラシャの末裔が暴露した大スクープが昭和金融恐慌に導く
- 石井光次郎 緒方を最後まで助けた元内務官僚は茫洋とした豪傑
- 高原操 一貫してリベラルを貫いた良識派主筆の豹変の光と影
- 原田譲二 新聞を「商品」と言い切る大阪派・社会部軟派の首領
- 美土路昌一 全日空の父はクールなタフガイ、右翼軍閥財閥にも強いタワシ弾正
- 佐々弘雄 東條暗殺計画に関与した政治学者、佐々成政の末裔は右か左か?
- 村山長挙 スター大番頭の存在に嫉妬した岸和田藩の若様社長の苛立ち
- 尾崎秀実 緒方に愛されたライトスタッフ、醜聞に屠られたユダの烙印
- 笠信太郎 「資本と経営の分離」を唱えた学者記者
- 鈴木文四郎 反緒方派から親米国派に回天、出世欲に惚けた愉快な正直者
製品情報
製品名 | 実録 朝日新聞水滸伝 |
---|---|
著者名 | 著・装丁:宮下 賢一 |
発売日 | 2012年09月20日 |
価格 | 定価:1,870円(本体1,700円) |
ISBN | 978-4-06-217739-9 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 322ページ |
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