歴史小説の第一人者、海音寺潮五郎の傑作短篇80余篇を全8巻に編成。第5巻は、島津家仕置家老の秩父太郎一代記「梅白し」、男女の愛の機微を描く「河鹿の宿」、武士道に殉じた大山三次の「かたみの月」、薩摩の「兵児行状記」、馬術の達人「矢野主膳」、絵の中の美女を捜した倭寇物語「美女と鷹」、長崎外町代官「村山東安」、肥後藩士で暗殺の名手、河上彦斎の逸話「人斬り彦斎」など12篇を収録。