歴史小説の第一人者、海音寺潮五郎の傑作短篇80余篇を全8巻に編成。第4巻は、火の国熊本有志隊の逸話「キンキラキン物語」、黄巾の乱を起こす張角を描く「天公将軍張角」、勤王志士の「竹志田熊雄」、薩摩隼人の「椎の夏木立」、主君との対立を描く「お伽腹」、平安期の「隼人族の反乱」、最上家没落の「乞食大名」、戦国武士の行状「バクチ天国」、春秋時代の朱翁の「貧富問答」、遊女の純愛「室の梅が枝」など12篇を収録。