三国志演義 (一)

講談社学術文庫
サンゴクシエンギイチ
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三国志演義 (一)
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内容紹介

西暦220年、後漢王朝の崩壊により乱世が到来。やがて、その中から魏、蜀、呉の三国が生まれ、三つ巴の戦いへと発展していった「三国時代」は、陳寿による『三国志』(3世紀末)や『新全相三国志平話』(元の至治年間に刊行とされる)、芝居などの民間芸能の世界で、連綿と語られ続けてきました。そして、「三国時代」から約1000年後。いくつもの「三国志」の物語や資料を整理・編纂し、フィクショナルな物語世界を構築して、現在知られる「三国志」物語のイメージを確立したとされるのが、羅貫中の白話(口語)長篇小説『三国志演義』です。
本書は、中国文学に精通した訳者が、その血沸き肉躍る、波乱万丈の物語を、背景となっている時代や思想にも目配りしたうえで、生き生きとした文体で翻訳しました。
全120話中、第1巻は、「黄巾の乱」の勃発による後漢王朝の危機到来から官渡の戦いまでの第30回分を収録。桃園で義兄弟の誓いを結ぶ劉備、関羽、張飛をはじめ、曹操や呂布、孫堅・孫策・孫権ら主要メンバーが登場し、群雄割拠の乱世の様相が描かれます。

目次

  • はじめに
  • 登場人物紹介(第一巻)
  • 第一回 桃園に宴し 豪傑 三たり義を結び 黄巾を斬りて 英雄 首めて功を立つ
  • 第二回 張翼徳 怒って督郵を鞭うち 何国舅 宦豎を誅さんと謀る
  • 第三回 温明に議して 董卓 丁原を叱し 金珠を餽りて 李粛 呂布に説く
  • 第四回 漢帝を廃して 陳留 位を践み 董賊を謀りて 孟徳 刀を献ず
  • 第五回 矯の詔を発して 諸鎮 曹公に応じ 関の兵を破って 三英 呂布と戦う
  • 第六回 金闕を焚きて 董卓 兇を行し 玉璽を匿して 孫堅 約に背く
  • 第七回 袁紹 磐河にて公孫と戦い 孫堅 江を跨いで劉表を撃つ
  • 第八回 王司徒 巧みに連環の計を使い 董太師 大いに鳳儀亭を鬧がす
  • 第九回 暴兇を除き 呂布 司徒を助け 長安を犯し 李かく 賈くに聴く
  • 第十回 王室のために勤めんとして 馬騰 義を挙げ 父の讎を報いんとして 曹操 師を興す
  • 第十一回 劉皇叔 北海にて孔融を救い 呂温侯 濮陽にて曹操を破る
  • 第十二回 陶恭祖 三たび徐州を譲り 曹孟徳 大いに呂布と戦う
  • 第十三回 李かく 郭し 大いに兵を交え 楊奉 董承 双りして駕を救う
  • 第十四回 曹孟徳 駕を移して許都に幸し 呂奉先 夜に乗じて徐郡を襲う
  • 第十五回 太史慈 小覇王と酣んに戦い 孫伯符 厳白虎と大いに戦う
  • 第十六回 呂奉先 戟を轅門に射あて 曹孟徳 師をいく水に敗る
  • 第十七回 袁公路 大いに七軍を起こし 曹孟徳 三将を会合す
  • 第十八回 賈文和 敵を料って勝ちを決し 夏侯惇 矢を抜いて睛を啖う
  • 第十九回 下ひ城に 曹操 兵を鏖にし 白門楼に 呂布 命を殞す
  • 第二十回 曹阿瞞 許田に打囲し 董国舅 内閣に詔を受く
  • 第二十一回 曹操 酒を煮て英雄を論じ 関公 城を賺きとって車胄を斬る
  • 第二十二回 袁・曹 各おの馬・歩三軍を起こし 関・張 共に王・劉二将を擒う
  • 『三国志演義』年表一
  • 第一巻の読みどころ

製品情報

製品名 三国志演義 (一)
著者名 訳:井波律子
発売日 2014年09月10日
価格 定価 : 本体1,750円(税別)
ISBN 978-4-06-292257-9
判型 A6
ページ数 704ページ
電子版製品名 三国志演義 (一)
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書は、2002~2003年に筑摩書房より刊行された『三国志演義』全7巻(ちくま文庫)を原本とし、それを4巻に再構成したものです。

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