アンソロジスト高原英理の呼びかけで実現した、未だかつてない「作家自己ベスト作品集」。 「そう来たか！」と意表を突くセレクトから納得の王道的傑作まで。 短編小説、随筆、短歌、経典の評釈―― 現代文学の最前線を牽引する…

恋愛、友情、自尊心――人間の欲望の行き着く先は、グロテスクでブラックで愛おしい！主人公の奈美は、孝一と虹子という夫婦と親しくしている。しかし、孝一が出張中の雨の日を境に、三人の関係は歪み始める。川端賞受賞作「生鮮てる…

神戸美子は中学の時、教祖と信者を兼任するひとり宗教「みこちゃん教」を設立することに…！？（「自分教」）スプラッタ描写に定評がある作家・夏耳漱子は、自作に似つかわしくないはずの「珠玉」という惹句に取り憑かれてしまい…！？…

１９７５年以降に発表された名作を５年単位で厳選する全８巻シリーズ第４弾。現代小説は４０年間で如何に表現を切り拓いてきたのか

「ほとんど奇跡のような成り立ち方をしている」（川上未映子選「古典風」）、「彼自身が、ひとつの作品」（桐野夏生選「思い出」）、「この甘やかさに浸らずにいられない」（松浦理英子選「秋風記」）――七人の女性作家がそれぞ…