著者のライフワークとも言える東北の大河小説シリーズ「最新刊」がついに完成！　 東北の英雄・アテルイの血をひく若者、天日子。朝廷の容赦ない仕打ちに苦しめられ続ける民を救おうと立ち上がった彼のもとに、その志に共感する…

陸奥を守るため、朝廷と蝦夷の共存を目指し腐心してきた伊治鮮麻呂。だが、陸奥守の横暴、蝦夷を人と思わない帝に、ついに決起する！

神護景雲四年（七七〇）四月、称徳女帝が病に倒れ、道鏡の権勢にも翳りが見え始めた。この機に乗じて藤原一族が動き出し、物部天鈴もまた道鏡を一気に倒すべく画策する。一方、陸奥では、朝廷が派遣した陸奥守と蝦夷との軋轢が抑えき…

女帝をたぶらかし、権力を握った道鏡。怪僧の魔の手が黄金眠る陸奥に伸びる。嶋足、天鈴らは奇計妙策を駆使して、その阻止を図るが。

新帝を操って強大な権勢をふるう恵美押勝。蝦夷の平和を守るべく、牡鹿嶋足、物部天鈴らの智略を尽くした戦いが始まる！

八世紀中頃の黄金発見に端を発する奥州動乱と、中央政界の血腥い権力抗争を描く大河ロマン。若き蝦夷たちの躍動と葛藤を描く第一弾！

天下人に喧嘩を売る男たちの最期の戦場。目前に迫る10万の豊臣秀吉軍。日本中がひれ伏した敵に、わずか5000の兵で九戸政実（くのへまさざね）は喧嘩を売った。策を尽くし、鍛えた武力で敵を翻弄する九戸党。誇りをかけた最期の戦い…

陸奥武者の熱き魂、戦国の隠れた豪傑、南部家棟梁が二代続けて怪死する激乱の事態。「北の鬼」九戸政実（くのへまさざね）は、南に目を向けながらも、南部一族内の権謀術数が蠢く陸奥（みちのく）に縛られていた。織田信長が殺され、伊…