図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか

ブルーバックス
ズカイテンキヨホウニュウモンゲリラゴウウヤキョダイタイフウヲドウヨソクスルノカ
  • 電子あり
図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

+ もっとみる

おすすめの本

目次

前編・人による予報の時代──観測、気象の理解から予報へ
第1章 温暖化で強靱化する「台風」、 多発する「線状降水帯」
台風にかかわる気象の物理
台風の発生と発達
台風の進路予報 
地球温暖化と台風の強靱化
線状降水帯と集中豪雨
第2章 気象台も気象レーダーもないころの気象災害
平安時代から江戸時代の台風の記録
日本の気象台の始まり
昭和初期の台風災害
1960 年代の観測・予報現場
富士山レーダーの導入
第3章 現在の大気を知る──さまざまな気象観測
地上観測の成り立ち
気球による高層気象観測
高層天気図と大気の安定度
電磁波を利用した遠隔での観測
第4章 天気図と人による天気予報

後編・コンピュータによる予報の時代へ──数値予報とはなにか
第5章 大気をシミュレートする数値予報
数値予報の始まり
数値予報の実際
シミュレーションの準備──全格子点にデータを与える
数値予報に活用する物理法則
数値予報の計算の原理
流体としての大気の運動を計算する原理
温度・気圧・湿度や降水量を求める原理
格子より小さい雲などの扱い
数値予報天気図の出力
第6章 数値予報を翻訳するガイダンス
格子点値から天気予報へ
天気や降水の予報はどうつくられるか
第7章 天気予報のこれから
カオスを克服するアンサンブル予報
気象現象のスケールに合わせた数値予報モデル
天気予報のさまざまな手法
短時間の局地的豪雨の予報──運動学的予報の活用
天気予報を進歩させるさまざまなとりくみ

製品情報

製品名 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか
著者名 著:古川 武彦 著:大木 勇人
発売日 2021年09月16日
価格 定価:1,210円(本体1,100円)
ISBN 978-4-06-524682-5
通巻番号 2181
判型 新書
ページ数 280ページ
シリーズ ブルーバックス

著者紹介

著:古川 武彦(フルカワ タケヒコ)

1940年生まれ。気象庁研修所高等部(現気象大学校)および東京理科大学物理学科卒業。理学博士。気象研究所主任研究官、気象庁予報課長、札幌管区気象台長、日本気象学会理事などを経て、現在「気象コンパス」代表者として気象に関する情報を発信。気象学会・航海学会会員。『図解・気象学入門』『天気予報はどのようにつくられるのか』『気象庁物語』などの多数の著書や翻訳書がある。

著:大木 勇人(オオキ ハヤト)

科学書・教科書の編集と執筆が生業。1964年生まれ。千葉大学理学部物理学科卒業後、塾講師を2年、出版社で検定教科書の編集者として10年勤務した後、フリーに。教科書編集のほか、『図解・プレートテクトニクス入門』『発展コラム式 中学理科の教科書 改訂版 生物・地球・宇宙編 』など、中学理科程度の知識を前提にした、誰でも読みやすい科学書を執筆・編集。

オンライン書店で見る