英国流 旅の作法 グランド・ツアーから庭園文化まで

講談社学術文庫
エイコクリュウタビノサホウグランドツアーカラテイエンブンカマデ
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英国流 旅の作法 グランド・ツアーから庭園文化まで
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内容紹介

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目次

目次
序章 <田園>とイギリス人
第一章 <アルカディア>を求めて――グランド・ツアー
 1「制度」の誕生
 2 旅程と道中
 3 旅の誘い
 4 旅人の群像
 5 あるグランド・ツーリストの肖像
 6 旅文化を支える精神的支柱
 7 旅の地下水脈――アルカディアの伝統
第二章 風景の誕生――ピクチャレスク・ツアー
 1 ピクチャレスク美の誕生
 2 ピクチャレスク・ツアーとは何か
 3 ピクチャレスク・ツアーへようこそ
 4 諷刺されるピクチャレスク――ドクター・シンタックス現象
 5 階級社会を映すピクチャレスク
第三章 詩想を求めて田園を歩く――ペデストリアン・ツアー
 1 自然が「美しい」という感覚――感性の推移
 2 徒歩旅行の出現
 3 思索としての徒歩旅行
 4 歩くことは詩そのもの
第四章 <イングリッシュネス>を求めて――ロンドン・ツアー
 1 繁栄の都市、ロンドン
 2 スペイン人の見たロンドン
 3 アルカディアの変容――タウン・ガーデン
終章 われ<アルカディア>にあり 

学術文庫版あとがきーー「旅文化が生み出したもの」

解説 桑木野幸司「イタリアが造った英国の風景」(大阪大学大学院文学研究科教授)

製品情報

製品名 英国流 旅の作法 グランド・ツアーから庭園文化まで
著者名 著:中島 俊郎 解説:桑木野 幸司
発売日 2020年07月10日
価格 定価:1,298円(本体1,180円)
ISBN 978-4-06-520051-3
通巻番号 2619
判型 A6
ページ数 296ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書は、2007年にNTT出版から刊行された『イギリス的風景 教養の旅から感性の旅へ』を改題、加筆修正したものです。

著者紹介

著:中島 俊郎(ナカジマ トシロウ)

中島俊郎(なかじま としろう)1949年生まれ。英文学者、甲南大学名誉教授。甲南大学大学院人文科学研究科博士課程英文学専攻単位取得。1997-98年オックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジ研究員。甲南大学文学部助教授を経て、93年、同教授。著書に『オックスフォード古書修行 書物が語るイギリス文化史』、訳書に『歴史と文学 近代イギリス史論集』キース・トマス 編訳など。

解説:桑木野 幸司(クワキノ コウジ)

桑木野幸司(くわきの こうじ)1975年、静岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程単位修得退学。博士(文学)(ピサ大学)。第八回(平成23年度)日本学術振興会賞受賞。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。専門は、西洋美術・建築・都市史・ルネサンス思想史。2019年『ルネサンス庭園の精神史』でサントリー学芸賞受賞。主な著書に『記憶術全史 ムネモシュネの饗宴』(講談社選書メチエ)、『叡智の建築家』(中央公論美術出版)、『ルネサンスの演出家ヴァザーリ』(共著、白水社)など。

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