数学にとって証明とはなにか ピタゴラスの定理からイプシロン・デルタ論法まで

ブルーバックス
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数学にとって証明とはなにか ピタゴラスの定理からイプシロン・デルタ論法まで
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内容紹介

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目次

はじめに

第1章 証明とはなんだろうか
1.1 証明はお好き?
1.2 証明ってなんだろう
1.3 公理とは
1.4 算数にも証明はあるのか
1.5 証明の2つの側面
1.6 もう少し数学教育の話――抽象と具体

第2章 証明のさまざまな技術
2.1 論理の3つの姿――演繹、帰納、仮説
2.2 演繹論理
2.3 帰納論理
2.4 数学的帰納法――帰納論理か演繹論理か
2.5 仮説論理
2.6 「ならば」という言葉
2.7 背理法

第3章 命題と論理記号
3.1 記号論理学からの注意
3.2 トートロジーという名の正しさ
3.3 演繹論理、帰納論理、仮説論理、背理法再説
3.4 鳩の巣論法

第4章 算数の中の証明をもう一度
4.1 計算も1つの証明
4.2 算数の中の証明

第5章 証明の花形――初等幾何学の証明
5.1 図形教育の難しさと幾何の証明の面白さ
5.2 仮説論理再説――初等幾何学の面白さとは
5.3 江戸川乱歩の幾何学問題
5.4 補助線を考える
5.5 当たり前であるということ
5.6 円周角不変の定理
5.7 ピタゴラスの定理
5.8 プトレマイオスの定理
5.9 2等辺三角形の底角定理
5.10 構成的証明と非構成的証明

第6章 無限に挑戦する――解析学の証明
6.1 無限という怪物
6.2 存在定理
6.3 中間値の定理
6.4 不動点定理とは

第7章 式は語る――代数学の証明
7.1 方程式の解の公式
7.2 方程式の解と区間縮小法

終わりに――数学にとって証明とはなにか

製品情報

製品名 数学にとって証明とはなにか ピタゴラスの定理からイプシロン・デルタ論法まで
著者名 著:瀬山 士郎
発売日 2019年08月22日
価格 定価:1,210円(本体1,100円)
ISBN 978-4-06-516852-3
通巻番号 2107
判型 新書
ページ数 256ページ
シリーズ ブルーバックス
初出 本書は2013年1月、小社より刊行した『なっとくする数学の証明』を新書化したものです。

著者紹介

著:瀬山 士郎(セヤマ シロウ)

1946年、群馬県に生まれる。東京教育大学大学院理学研究科修了。2011年、群馬大学教授を退職。現在、一数学愛好家として活動を続けている。専門は位相幾何学(トポロジー)。
『バナッハ‐タルスキの密室』、『トポロジー 柔らかい幾何学』(いずれも日本評論社)、『基礎の数学 線形代数と微積分』(朝倉書店)、『「無限と連続」の数学 微分積分学の基礎理論案内』(東京図書)、『はじめての現代数学』(早川書房)、『なっとくする集合・位相』、『ゼロから学ぶ数学の1,2,3』、『ゼロから学ぶ数学の4,5,6』(いずれも講談社)など、好評著書多数。数学を楽しんでもらうことを執筆のモットーとしている。

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