内容紹介
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」(川端康成)は英語で「The train came out of the long tunnel into the snow countory」(サイデンステッカー)。世界を表現する際の「視点」 の違い。英語は「神の視点」を得ることによって主語の誕生を準備したが、「虫の視点」を持つ日本語にはそれは必要なかった。英語の歴史を踏まえ両言語と文化の違いを考察。
©Takehiro Kanaya
目次
- 序 章 上昇気流に乗った英語
- 第一章 「神の視点」と「虫の視点」
- 第二章 アメリカよ、どこへ行く
- 第三章 英語を遡る
- 第四章 日本語文法から世界を見る
- 第五章 最近の主語必要論
製品情報
製品名 | 日本語と西欧語 主語の由来を探る |
---|---|
著者名 | 著:金谷 武洋 |
発売日 | 2019年05月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,110円(税別) |
ISBN | 978-4-06-516069-5 |
通巻番号 | 2565 |
判型 | A6 |
ページ数 | 280ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 本書の原本は2004年に講談社選書メチエ『英語にも主語はなかった』として刊行されました。 |
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