内容紹介
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目次
- 第1章 ロイヤル・ウェディングの記号論
- 現代の錬金術/ダイアナのDNAが変える王室/ファイネスト・アワー(歴史への誇り)
- 第2章 柔らかい立憲君主制
- 政権交代というドラマ/回避された憲政の危機/揺れる伝統の2大政党制/議会と王権
- 第3章 女王と政治家 サッチャーの軌跡
- 階級が違う2人の女性指導者/フォークランド・スピリット 自信を取り戻せ/大英帝国が生んだ「鉄の女」/女王が示した不仲説への暗黙の答え
- 第4章 階級社会とブレア近代化路線
- 打破すべき「古いイギリス」/ニュー・ミレニアム/キツネ狩り禁止に見る階級社会の現状/世襲貴族議員の断末魔/ブレアと王室
- 第5章 アングロ・サクソン流の終焉
- アングロ・サクソンの盟友/ホワイトハウス最後の夜/ブレアはなぜ嫌われたか/アメリカを利用した世界戦略/イラク戦争が変質させた英米関係/イギリス、アメリカ、そして世界
- 第6章 イギリス経済の復元力
- 「開かれた経済」という理念/産業革命はなぜイギリスで起きたか/イギリス病の発病と克服/モノ作り大国への回帰と金融部門の優位性/外国人投資家に選ばれる理由
- 第7章 スコットランド独立騒動が示した連合王国の限界
- つぎはぎを重ねた統治構造/揺れるナショナル・アイデンティティ/連合王国の歴史的経緯/独立は得か損かのそろばん勘定/消えない独立の火種/試練にさらされる「国家の形」
- 第8章 激動期の連合王国
- ロンドニスタン・テロリストを生む土壌/デジタル時代暴動/漂流する国家像/イギリスはEUを離脱するのか?
- 第9章 ソフトパワー大国への脱皮
- 成熟のロンドン五輪/労働者階級の血を引くプリンス誕生/王位継承に布石を打つチャールズ皇太子/キープ・カーム・アンド・キャリー・オン
- あとがき ロンドンから見た日本
製品情報
製品名 | ふしぎなイギリス |
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著者名 | 著:笠原 敏彦 |
発売日 | 2015年05月20日 |
価格 | 定価:990円(本体900円) |
ISBN | 978-4-06-288317-7 |
通巻番号 | 2317 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 352ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |