内容紹介
目次
プロローグ
黒人暴動を扇動した男
アメリカ最大のタブー
第一章 天国の谷
デトロイトの光と闇
「ニグロたちよ、恐れるな!」
「黒い」ニグロ
「フォード」と大恐慌
中根中、逮捕される
数々の偽証
右腕はフィリピン人
ネーション・オブ・イスラム
結婚そして強制送還
日本政府による黒人扇動工作
自称「黒龍会」在米代表
反米感情と黒人への同情
第二章 受 洗
故郷は大分県杵築市
結婚と再婚
謎の二千ドル
牧師として教会を創設
恩師ウェンライト
初めての布教
教会除名という挫折
第三章 富士の見える日本人町
真珠湾攻撃の夜
カナダからアメリカに
廃墟と化した日本人町
金鉱探しに賭けた男
急速に発展したタコマ
弟は日本人会会長
排斥される日本人移民
「男の先生」と「女の先生」
借金を踏み倒し失踪
「任侠の徒」柳田竹造
「黒人ヤクザ」伝説
白人の伯母さん
四四二部隊とノーノーボーイ
弟の悲しき最期
第四章 運命の出会い
事実を隠蔽する日系人研究者
最後に愛した女性
「白人の宗教」は信じない!
妊娠、暴力、運命の出会い
妻への絶縁状
沈みゆく船と救命ボート
不倫
中根、再逮捕される
第五章 黒人工作員
「黒人工作員」疋田保一
中根と疋田の奇妙な縁
白人家庭の住み込み使用人
ハーレム・ルネッサンス
華麗なる黒人人脈
虎穴に入らずんば
根強い中根の影響力
黒人たちの友で師父
同性愛者だからこその共感
フーバー宛の手紙
遺骨だけが故郷へ戻る
第六章 最後の審判
ユダの裏切り
FBIの罠に落ちて
知らされなかった事実
でっち上げたシナリオ
黒人運動家を一斉検挙
迫る白人と黒人の正面衝突
火の海に包まれたデトロイト
在外公館は認識せず
十万人の心は掴めても…
エピローグ
「不運」な男
中根中は何を残したのか?
製品情報
製品名 | 黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人 |
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著者名 | 著:出井 康博 |
発売日 | 2008年10月22日 |
価格 | 定価:901円(本体819円) |
ISBN | 978-4-06-281236-8 |
判型 | A6変型 |
ページ数 | 320ページ |
シリーズ | 講談社+α文庫 |
初出 | 「日本から救世主が来た」(2001年6月新潮社より刊行)を改題、加筆・再編集したもの。 |
関連シリーズ
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暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ
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硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ
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太平洋戦争の真実
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真珠湾攻撃隊 隊員と家族の八〇年
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太平洋戦争秘史 戦士たちの遺言
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世紀の愚行 太平洋戦争・日米開戦前夜
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証言 零戦
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零戦 搭乗員たちが見つめた太平洋戦争
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徳富蘇峰 終戦後日記 『頑蘇夢物語』
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〈玉砕〉の軍隊、〈生還〉の軍隊――日米兵士が見た太平洋戦争
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戦争調査会 幻の政府文書を読み解く
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飛行機の戦争 1914-1945
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日米開戦と情報戦
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大佛次郎の「大東亜戦争」
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皇軍兵士の日常生活
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東京裁判
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誰も戦争を教えてくれなかった
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ドキュメント 太平洋戦争全史
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トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所
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真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
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大本営発表という権力
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あの戦争から何を学ぶのか
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沖縄県民斯ク戦ヘリ
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「撃ちてし止まむ」
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大空のサムライ
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償いは済んでいる―忘れられた戦犯と遺族の歴史
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戦後70年 わたしの戦争体験
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