内容紹介
この戦争はなんなんや?──忘れられかけている太平洋戦争とその時代を、純粋な「少年H」の眼を通して現代に記した、著書初の自伝的長編小説。戦争のまっただ中を逞しく生きる悪童とその家族が感動を巻き起こす大ベストセラー作品。戦争を知らない少年少女はもちろん大人たちもぜひ読み継いでほしい名作!
目次
- 教練射撃部
- 血液型
- 実弾射撃
- 蛸壺
- 雑炊と疎開
- 芋とカニ缶
- 空襲
- 焼け跡
- 友だち
- 機銃掃射
- 学校工場と『無法松』
- 捕虜
- ドイツ無条件降伏
- 一人一殺
- 原子爆弾
- ポツダム宣言受諾
- 銃の埋葬
- 進駐軍通達
- M1カービン銃
- 戦災者住宅
- 壁の目玉
- ちょっと待て
- 教室の住人
- 落第候補
- フェニックス工房
製品情報
製品名 | 少年H(下) |
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著者名 | 著:妹尾 河童 |
発売日 | 1999年06月10日 |
価格 | 定価 : 本体676円(税別) |
ISBN | 978-4-06-264591-1 |
判型 | A6 |
ページ数 | 502ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 1997年1月に小社より刊行された小説。 |