内容紹介
メッチェン、モダンガール、ニコポン、人三化七、土曜夫人、ヤンエグ、アッシー君……消えて行った日本語=死語、そのなかでも一段品の落ちる単語=俗語ばかりを収録。辞典風に五十音順に並べ、さらに詳細な説明や派生を加えた。俗語研究の第一人者による、ひとつの近代日本史。
消えて行った日本語=死語、そのなかでも一段品の落ちる単語=俗語ばかりを収録。辞典風に五十音順に並べ、さらに詳細な説明や派生を加えた。俗語研究の第一人者による、ひとつの近代日本史。
メッチェン、モダンガール、ニコポン、人三化七、土曜夫人、ヤンエグ、アッシー君……時代に強烈なインパクトを与え、しかし公に使われるわけはないことばたちは、いつの時代も存在した。それらの多くは次第に人々の感覚と合わなくなり、あるいは世相の変化でそれが表す対象を失い、いつの間にか役目を終えて、消えていく。
そんな言葉ばかり約100語をピックアップ。その成り立ちは単語を縮め、くっつけ、ふざけ倒し……実に気が利いている。明治から現代までの時代背景が、どのページからも強く立ち上ってくる。
目次
- まえがき
- (本編)
- あ行
- アッシー君/江川る/エンゲルスガール/おかちめんこ ほか
- か行
- ガチョーン/銀ぶら/ゲバ/ゲル ほか
- さ行
- サイノロジー/三高/シェー/シャン ほか
- た行
- ちちんぷいぷい/チョベリバ/チョンガー/テクシー ほか
- な行
- ナオミズム/濡れ落ち葉 ほか
- は行
- ハイカラ/フィーバーする/瘋癲 ほか
- ま行
- みいちゃんはあちゃん/メッチェン ほか
- や行
- 宿六/山の神/ヤンエグ/よろめき ほか
- ら行
- 寮雨/ルンペン/冷コー ほか
- (解説)
- 1 俗語とは
- 2 流行語の発生と消滅
- 3 俗語が消えて行く理由
- 4 若者ことばの変化
製品情報
製品名 | 俗語発掘記 消えたことば辞典 |
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著者名 | 著:米川 明彦 |
発売日 | 2016年12月10日 |
価格 | 定価 : 本体1,650円(税別) |
ISBN | 978-4-06-258643-6 |
通巻番号 | 640 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 256ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |
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