内容紹介
戦国時代、大名の配下にありながら、「家中」と「領」をもつ者がいた。戦国領主と呼ばれる存在である。大名の生命線は、彼らをいかに統制するかにあった。暴力の時代にあって、いかに支配を安定させたのか。暴力と法のせめぎ合いから、新しい権力が誕生した。群雄割拠の時代を権力論の視点から読み直す。
目次
- はじめに
- 序 章 ひきさかれた戦国大名像
- 第一章 戦国領主とはどういう存在か
- 第二章 戦国大名と戦国領主
- 第三章 暴力と正当性
- 第四章 権力関係の流動と固定
- 終 章 戦国を見る目、現代を見る目
- おわりに
- 註
製品情報
製品名 | 戦国大名論 暴力と法と権力 |
---|---|
著者名 | 著:村井 良介 |
発売日 | 2015年09月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,750円(税別) |
ISBN | 978-4-06-258610-8 |
通巻番号 | 607 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 288ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |
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