平泉 北方王国の夢

講談社選書メチエ
ヒライズミホッポウオウコクノユメ
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平泉 北方王国の夢
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内容紹介

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目次

  • はじめに――「平泉」とは何か
  • 序章 北方王国の夢
  • 第一章 一〇・一一世紀の北方世界――平泉前史
  •   1 初代清衡――父母と系譜
  •   2 鎮守府と奥六郡――北方政策の転換
  •   3 北緯四〇度の北――躍動する蝦夷社会
  • 第二章 奥州藤原氏誕生
  •   1 前九年合戦勃発
  •   2 清衡誕生と安倍氏滅亡
  •   3 延久合戦と諸勢力の抗争
  •   4 後三年合戦
  •   5 奥州藤原氏誕生――新たな時代の到来
  • 第三章 平泉開府と北方王国
  •   1 平泉開府――奥六郡から衣川の南へ
  •   2 平泉・奥大道と津軽・外浜
  •   3 「えぞが千島」と「奥の御館」の誕生
  •   4 「平泉の富」の三点セット――平泉政権の支配領域
  •   5 蝦夷ヶ島の交易拠点厚真
  •   6 北方王国の夢
  • 第四章 仏教都市平泉と平泉仏教
  •   1 仏教都市平泉
  •   2 「寺塔已下注文」が語るもの
  •   3 多宝寺落慶――中尊寺造営の開始
  •   4 初期中尊寺伽藍の完成
  •   5 金色堂・供養願文伽藍(鎮護国家大伽藍一区)
  •   6 平泉仏教と日本国・東アジア
  •   7 北の辺境の宗教世界
  • 第五章 「北方王国の都」平泉
  •   1 清衡から基衡・秀衡へ
  •   2 都市平泉の発展
  •   3 「北方王国の都」平泉の完成
  •   4 都市平泉の副都心・水陸交通の要衝、衣川
  •   5 「大平泉」と都市平泉のネットワーク
  •   6 京都・九州・大陸とのネットワーク――海のシルクロードの東の終点平泉
  • 終 章 未完の北方王国
  •   1 「天下三分」から自治王国としての「奥州幕府」構想へ――秀衡最後の政治構想
  •   2 最後の「征夷」戦争

製品情報

製品名 平泉 北方王国の夢
著者名 著:斉藤 利男
発売日 2014年12月11日
価格 定価:2,145円(本体1,950円)
ISBN 978-4-06-258591-0
通巻番号 588
判型 四六
ページ数 352ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:斉藤 利男(サイトウ トシオ)

一九五〇年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、弘前大学教育学部教授。専攻は日本中世史。主な著書に、『平泉』(岩波新書)、『奥州藤原三代』(山川出版社)、共編著に『北の内海世界』『北の環日本海世界』(いずれも山川出版社)、『十和田湖が語る古代北奥の謎』(校倉書房)、『北の防御性集落と激動の時代』(同成社)がある。

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