潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆

講談社選書メチエ
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潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆
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内容紹介

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目次

  • 序章 キリシタンを見る視座
  • 第一章 「伴天連門徒」から「切支丹」へ
  • 1 キリシタンの登場と近世日本の統一権力
  • 2 「伴天連門徒」という認識
  • 3 島原天草一揆の性格
  • 4 宗門改制度の成立
  • 5 踏絵の二面性
  • 第二章 「異宗」「異法」「切支丹」
  • 1 異端的宗教活動への規制
  • 2 浦上崩れと天草崩れ
  • 3 異端的宗教活動という枠組み
  • 第三章 島原天草一揆と「切支丹」の記憶
  • 1 近世社会における異端の象徴
  • 2 「切支丹」イメージの貧困化
  • 3 近世社会を相対化する手段
  • 第四章 異端的宗教活動から「切支丹」への転回
  • 1 「切支丹」の登場
  • 2 「切支丹」たちの人生
  • 3 京阪「切支丹」一件の位置
  • 第五章 信仰共同体と生活共同体
  • 1 潜伏キリシタンの信仰共同体
  • 2 潜伏キリシタンの生活共同体――天草の場合
  • 3 潜伏キリシタンの生活共同体――浦上の場合
  • 4 属性の重層性
  • 第六章 重層する属性と秩序意識
  • 1 キリシタン禁制と「仁政」
  • 2 信仰隠匿から信仰表明への転回
  • 3 村社会における宗教的確執
  • 4 キリスト教は解禁されたか
  • 終章 宗教は解放されたか?

製品情報

製品名 潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆
著者名 著:大橋 幸泰
発売日 2014年05月10日
価格 定価:1,815円(本体1,650円)
ISBN 978-4-06-258577-4
通巻番号 574
判型 四六
ページ数 256ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:大橋 幸泰(オオハシ ユキヒロ)

1964年、新潟県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士課程後期課程満期退学。一橋大学非常勤講師、聖心女子大学非常勤講師を経て、現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。博士(文学)。専門は日本近世史。著書に、『キリシタン民衆史の研究』(東京堂出版)、『検証 島原天草一揆』(吉川弘文館)などがある。