文化・芸術の後援者・保護者――パトロン。シェークスピア、ピール、ドライデン。 歴史に残る芸術家も、金と職を求めて屈辱的な日々を送った。きまぐれな大貴族、聖職者。貧困にあえぐ作家、詩人。 自由と孤立をめざして、彼らの選んだ道とは? 【目次】 1 パトロンとは 2 女王陛下の御手 3 宮廷人の文芸熱 4 パトロンに恵まれた男――マシュー・プライアー 5 独立を望む作家たち 6 「貧しき作家の安価な作品」 7 翻訳でもうけた男――アレグザンダー・ポープ 8 ジョンソンの独立宣言
1949-2021年。東京生まれ。上智大学大学院文学研究科修了ののち,同志社女子大学教授を経て,上智大学文学部教授。専攻はイギリス文学,文化。主な著書に『イギリス王室物語』『イギリス名宰相物語』(ともに講談社現代新書),『コーヒー・ハウス』『イギリス紳士のユーモア』(講談社学術文庫)などがある。
ブロークン・ブリテンに聞け
英国流 旅の作法 グランド・ツアーから庭園文化まで
イギリス 繁栄のあとさき
ふしぎなイギリス
イギリス型<豊かさ>の真実
英国紅茶論争
英国ユダヤ人
チャップ・ブックの世界 近代イギリス庶民と廉価本
近代文化史入門 超英文学講義
イギリス紳士のユーモア
コーヒー・ハウス